...直木の微笑は実に可愛い嫌味のない善良な純な無類の微笑であった...
宇野浩二 「それからそれ」
...訳文も嫌味のない達文だし...
戸坂潤 「読書法」
...嫌味のない棒ステッキ...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...いつも粋な唐桟(とうざん)ぞっきで高座へ上がる文楽師匠は頬の剃りあと青い嫌味のない色白の江戸っ子で...
正岡容 「小説 圓朝」
...毫末も嫌味のない江戸前の哀調で...
正岡容 「大正東京錦絵」
...「…………」いかにも江戸っ子らしい嫌味のない面長の顔全体をしかめて...
正岡容 「寄席」
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