...この婆に憑(つか)らせられた婆娑羅(ばさら)の大神に逆(さかろ)うたてや...
芥川龍之介 「妖婆」
...もう例の婆娑羅(ばさら)の大神と云う...
芥川龍之介 「妖婆」
...これじゃ婆娑羅(ばさら)の神と云うのも...
芥川龍之介 「妖婆」
...ちかごろ“婆娑羅(ばさら)”という流行語をしきりに聞く...
吉川英治 「私本太平記」
...その彼らがあんな婆娑羅な奢(おご)りにぬくもっていること自体すでにおかしい...
吉川英治 「私本太平記」
...なるほど当世の婆娑羅者とはああしたものか...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅の欲望でも誇りでも振舞わせておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...と婆娑羅者(ばさらもの)はいうのである...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅な彼の思いつきそうなことではある...
吉川英治 「私本太平記」
...さても婆娑羅を知らぬ一徹な御仁(ごじん)かな――と...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅(ばさら)な殿を肴(さかな)にもすると下(しも)の句(く)をつけ...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅(ばさら)な道にあるだけだ...
吉川英治 「私本太平記」
...こうなれば婆娑羅(ばさら)の本領である...
吉川英治 「私本太平記」
...師直の如き婆娑羅がいたとは意外だった...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅(ばさら)な半面もよく気が合うし...
吉川英治 「私本太平記」
...どうせ婆娑羅者(ばさらもの)なら...
吉川英治 「私本太平記」
...これも当世流行の婆娑羅型(ばさらがた)の人物のひとりではあるが、師直の婆娑羅、道誉の婆娑羅、個性さまざまな婆娑羅ぶりの中で、師泰ときては、ひどく単純な――いわば伝統無視の露骨な快楽主義者といったような男だった...
吉川英治 「私本太平記」
...名だたる三婆娑羅の一人といわれるだけあってさすが太々(ふてぶて)しく...
吉川英治 「私本太平記」
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