...婆娑羅大神(ばさらだいじん)と書いた軸の前へ...
芥川龍之介 「妖婆」
...婆娑羅(ばさら)の大神が祭ってある...
芥川龍之介 「妖婆」
...まずその婆娑羅の大神をお敏の体に祈り下して...
芥川龍之介 「妖婆」
...するとほどなくあの婆娑羅の神が...
芥川龍之介 「妖婆」
...――婆娑羅に生きる人...
吉川英治 「私本太平記」
...これこそ“婆娑羅”な酒(さか)もり景色か...
吉川英治 「私本太平記」
...莫大な賭け物をかけたりする婆娑羅な人々もあるとは――高氏も...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅の欲望でも誇りでも振舞わせておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...会後の婆娑羅(ばさら)な無礼講の遊宴も...
吉川英治 「私本太平記」
...あの地位、あの婆娑羅、嘘も平気で忘れうる人間の無恥と粘りづよさも、時によれば、道具といえぬこともない」と、考えたり、また、「……口ではこのたびのことを祝しながら、また口振りをかえて、さだめし蔭ではそれを悲しむ名なし草もあろうに……などと申しおったが、あれは何の意味でいったのか?」などと、こだわるともなく、道誉一流のヘンな後味の語に、彼の茫洋たる性情にしても、つい、どこか引ッかかっている顔つきだった...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅な彼の思いつきそうなことではある...
吉川英治 「私本太平記」
...「もしや、婆娑羅めが...
吉川英治 「私本太平記」
...――あの婆娑羅めが...
吉川英治 「私本太平記」
...近江の婆娑羅(ばさら)どの...
吉川英治 「私本太平記」
...伊吹の婆娑羅(ばさら)天狗だったな...
吉川英治 「私本太平記」
...この世間どこにいても心配はないはずだっけな」婆娑羅大将(ばさらたいしょう)むかしは誰の邸宅か...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅(ばさら)な道にあるだけだ...
吉川英治 「私本太平記」
...虚々実々の婆娑羅合戦を展じたものといえなくもない...
吉川英治 「私本太平記」
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