...婆娑(ばさ)として斜に映つてゐる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...この婆娑羅の大神と云うのが...
芥川龍之介 「妖婆」
...柿の葉はばさり――昔の人は婆娑と書いたがその通り...
種田山頭火 「行乞記」
...枝は非常に多くて四方に拡がり常緑の繁葉婆娑として蔭をなしすこぶる美観を呈している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
......
三好達治 「寒林小唱」
...「露蕉風竹影婆娑...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これこそ“婆娑羅”な酒(さか)もり景色か...
吉川英治 「私本太平記」
...莫大な賭け物をかけたりする婆娑羅な人々もあるとは――高氏も...
吉川英治 「私本太平記」
...おもらしなされましたが」「あの婆娑羅(ばさら)大名がの...
吉川英治 「私本太平記」
...と婆娑羅者(ばさらもの)はいうのである...
吉川英治 「私本太平記」
...「もしや、婆娑羅めが...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅者(ばさらもの)の荒さとはちがう荒さなのである...
吉川英治 「私本太平記」
...婆娑羅(ばさら)な殿を肴(さかな)にもすると下(しも)の句(く)をつけ...
吉川英治 「私本太平記」
...洛中の三婆娑羅(ばさら)といわれていた男だけに...
吉川英治 「私本太平記」
...名だたる三婆娑羅の一人といわれるだけあってさすが太々(ふてぶて)しく...
吉川英治 「私本太平記」
...だが当時の文化人であり婆娑羅な氏は「君はわしのプライバシーをおかしたものとして訴える」なんて顔はどこにもしていない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...高ノ師直といったような婆娑羅輩ばかりでなく...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...大きな人影が婆娑(ばさ)として壁に映る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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