...彼女の婀娜な姿勢には誰もが見惚れる...
...バレエダンサーは婀娜な動きをすることが求められている...
...彼女の着物姿はとても婀娜で美しかった...
...ロココ調の婀娜な家具が部屋を彩っていた...
...彼女の婀娜な動作はスポーツ選手でも観ることができない...
...婀娜(あだ)な櫛巻の後姿を見た...
泉鏡花 「婦系図」
...もの云う調子が婀娜(あだ)になる...
泉鏡花 「婦系図」
...人魚のような婀娜(あで)やかさだろうと思いました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...六十歳の婀娜なお婆さんたちは二十歳の時のように盛装し晩餐をとるのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...婀娜っぽい冷たさがあった...
豊島与志雄 「憑きもの」
...安閑紀に婀娜國あり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...車中の女――小豆色の頭巾をかぶつた其婀娜な女でなかつたならば...
長塚節 「教師」
...内部からはいと答える四十女らしい者の婀娜(あだ)めいた声が聞えて来...
西尾正 「陳情書」
...婀娜に身体をくねらせながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...襟の釦(ボタン)穴には婀娜(あだ)にしたる臙脂色のカーネーション...
久生十蘭 「魔都」
...脊中に阿鶴はと見れば浮世絵の式に蹴出した真っ赤な下着の間から婀娜(あだ)っぽく白い脛を突き出し...
久生十蘭 「魔都」
...安南王宗竜皇帝が倫敦(ウエスト・エンド)仕立てのタキシードの襟に婀娜(あだ)に臙脂色のカアネーションをしていられたことを...
久生十蘭 「魔都」
...どことなく昔のままの婀娜(あだ)っぽさが抜けず...
火野葦平 「糞尿譚」
...婀娜たる羽根扇を擬して...
牧野信一 「ゾイラス」
...よく見れば町家の出らしい婀娜(あだ)なところがあつて...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...旦那(だんなん)どんも一緒に……」口々にそう言う人垣を押しわけて四十恰好の婀娜(あだ)っぽい女房が入って来た...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...なんとも婀娜(あだ)な艶(なま)めきをその姿は描いている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...酔うと以前の婀娜(あだ)な調子が出る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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