...えらく威勢がいい...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...威勢がいいだけで...
太宰治 「惜別」
...刈り株ばかりの冬田の中を紅もめんやうこんもめんで頬(ほお)かぶりをした若い衆が酒の勢いで縦横に駆け回るのはなかなか威勢がいい...
寺田寅彦 「田園雑感」
...お前さんとこの親方は威勢がいいばかりで...
徳田秋声 「新世帯」
...降る時は威勢がいいけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついあの威勢がいいもんでございますからなあ」「まさか...
中里介山 「大菩薩峠」
...「威勢がいいね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不断は滅法威勢がいいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大層威勢がいいんだね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...チョン髷(まげ)にゆっているというと威勢がいいが...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...吉青年は扉の前に立って、中の物音を聞くようなほのかな目づかいをしていたが、周平のほうへ振返って、「奴さん、威勢がいいや...
久生十蘭 「春の山」
...今度はまた威勢がいいばかりで...
久生十蘭 「魔都」
...威勢がいいやな...
水上滝太郎 「遺産」
...純然たる人間的武器をもって勝手に我々の宗教を攻撃させておけば彼らはひどく威勢がいいが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大抵は威勢がいいの進取的だのと言って誉められる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...こんなふうに威勢がいい...
山本周五郎 「寒橋」
...何か用かい」「おっそろしく威勢がいいな」屁十が云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...いつも元気で威勢がいい...
山本笑月 「明治世相百話」
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