...何かと修業の妨げになる...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...それは周囲のいろんな係累に妨げられて...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...雨のない砂漠(さばく)の国では天文学は発達しやすいが多雨の国ではそれが妨げられたということも考えられる...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...彼女の倦(う)むことのない饒舌(じょうぜつ)を少しも妨げなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きっと悪魔が片一方から妨げに来るそうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...これとても不安の状態のために全然妨止せらるるものとはいい難い...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...どんなに気を使ったとしてもKの眠りを妨げないわけにはいかないわけで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...俗界に喋々(ちょうちょう)する規則取締等こそ真に学思を妨るの害物なりと知るべし...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...一家を養う困難から生ずる早婚に対する妨げが何も存在したことはなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...時に生れてから殺すよりも生れる前に人口を妨げる方に大きく働く習慣を生み出すという形で...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この過度の妨げにもかかわらず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...過去の時代に人口を生活資料の水準に抑止した妨げで正当に罪悪及び窮乏のある形態に属しないものは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...当時の吏風(りふう)が病休中の外遊を妨げなかつたことを知つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私は妨げようとはしなかった...
森鴎外 「二人の友」
...血のめぐりを妨げ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...汗の放散を妨げてふうふうと苦しがらせたり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...世界各国の好戦的の行動をあらゆる直接の方法で妨害致しまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...むしろ自分の求法の志を妨げたために罪業(ざいごう)の因縁(いんねん)となるかも知れない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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