...古来名作と称へられるものはいづれもこの妙所を具へてゐます...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...この妙所を捉へぬ限り...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...この「日本画」殊に風俗画の特有な妙所は何処にあるかと考えてみますると...
上村松園 「日本画と線」
...芸術家も同様に科学者も自分のしていることの妙所を認識できないためかもしれない...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...乃ち政界復た一變動を見るの時なりと知らざる可からず侯の運動の妙所は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...乃ち政界復た一変動を見るの時なりと知らざる可からず侯の運動の妙所は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今や文壇の趨勢既に『万葉』『古今集』以来古歌固有の音律を喜ばずまた枕詞(まくらことば)掛言葉(かけことば)等邦語固有の妙所を排(しりぞ)けこれに代ふるに各自辺土の方言と英語翻訳の口調(くちょう)を以てせんとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...妙所が八カ所ありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...神人合一の妙所に到り得るものであるというようなこと――を...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな深遠な妙所でも聴き分けることが出来ると思い込む...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの才能やら変通自在な妙所は...
吉川英治 「私本太平記」
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