...あの妙ちきりんないやな味のする薬をのむ不愉快を考えてみただけでも...
海野十三 「海底都市」
...全く妙ちきりんな事件である...
海野十三 「火星兵団」
...妙ちきりんな避雷針を建てたりするからだ」「……でも旦那」と...
海野十三 「雷」
...妙ちきりんなことが起るだろうよ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...あんな妙ちきりんな顔をしていて...
太宰治 「雪の夜の話」
...私みたいな妙ちきりんなお客に対する給仕の待遇すこぶる突慳貪(つっけんどん)を極めてまるでどこかの外交員でも戸惑いして来たかのような扱いであったから...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...頃は元禄十四年師走(しわす)半ばの十四日に宝井其角(きかく)が着ていたような妙ちきりんな十徳(じっとく)みたいなものを引っ掛けて私にネラわれているとも知らず...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...なんて妙ちきりんな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かき」
...みんな妙ちきりんなデクの坊ばかりだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...こっちまでが妙ちきりんな人間になってしまう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...その妙ちきりんな盗人が果たして何も持ち出さなかったのか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...後棒へ「妙ちきりんなものが...
直木三十五 「南国太平記」
...妙ちきりんな船じゃねえか」「菱垣(ひがき)船か」「菱垣にしちゃア小さすぎる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...妙ちきりんなことばかり始まるんで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...しかしいつもの自分ならそれを変だと感じもしようが妙ちきりんな状態にある僕はそんな事は格別気にも掛けないで矢張りのらりくらりと絶えず落着かず...
村山槐多 「殺人行者」
...考えてみれば妙ちきりんなものでした...
柳原白蓮 「私の思い出」
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