例文・使い方一覧でみる「妖雲」の意味

...妖雲に包まれたように... 妖雲に包まれたようにの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...という緑青（ろくしょう）畑の妖雲論者（よううんろんしゃ）にとっては頗（すこぶ）るふさわしからぬ題目について思いめぐらし... という緑青畑の妖雲論者にとっては頗るふさわしからぬ題目について思いめぐらしの読み方
太宰治「狂言の神」

...例えば闇とか妖雲とかいうものでなければなるまい... 例えば闇とか妖雲とかいうものでなければなるまいの読み方
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...この啓蒙されるべきものが当時の封建的残存機構から全く自然生的に生じた闇であり妖雲であったことを意味しなければなるまい...
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...自然生的に生じた妖雲では決してない... 自然生的に生じた妖雲では決してないの読み方
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...どこを見ても妖雲らしいもののない... どこを見ても妖雲らしいもののないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それは妖雲といったたぐいのものだったらしい... それは妖雲といったたぐいのものだったらしいの読み方
久生十蘭「我が家の楽園」

...（中略）今や戦闘の妖雲は全欧を蔽えり... 今や戦闘の妖雲は全欧を蔽えりの読み方
穂積陳重「法窓夜話」

...Ｔ「我が慈悲道得の刀を受けよと言うより早く」と話す武蔵「スラリとばかりＴ「両刀抜き放ちて飛びかかり」身振り手振りも面白くＴ「この時妖雲谷を覆い山は轟々と鳴り響く」Ｓ＝辻堂猛々と立ちこめた白煙...
山中貞雄「武蔵旅日記」

...応仁以来の妖雲も... 応仁以来の妖雲もの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...高廉をつつむ妖雲をむしり千断（ちぎ）ッた... 高廉をつつむ妖雲をむしり千断ッたの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...一抹の妖雲にも似た昼霞が... 一抹の妖雲にも似た昼霞がの読み方
吉川英治「新編忠臣蔵」

...逸楽の妖雲に戯（たわ）むれ下天（げてん）の草々は... 逸楽の妖雲に戯むれ下天の草々はの読み方
吉川英治「親鸞」

...逸楽の妖雲におおわれていると」「ははは……人の話は... 逸楽の妖雲におおわれていると」「ははは……人の話はの読み方
吉川英治「親鸞」

...この世の妖雲をはらうだろう」「しゃべってはいかん」刑吏が... この世の妖雲をはらうだろう」「しゃべってはいかん」刑吏がの読み方
吉川英治「親鸞」

...――その妖雲にわずらわされて... ――その妖雲にわずらわされての読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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