...彼女は妖艶な魅力で男性を惹きつける...
...妖艶な色気を漂わせる女性がバーの一角に座っていた...
...着物姿の彼女はとても妖艶だった...
...石川五右衛門の『妖艶酒場』は大変に有名な浮世絵画である...
...妖艶な空気が漂う舞台が、観客を魅了していた...
...妖艶(ようえん)な...
有島武郎 「或る女」
...妖艶(あでやか)なることはいわむ方無し...
泉鏡花 「活人形」
...僕はいまだにその妖艶(ようえん)とも怪奇とも形容に絶する光景を忘れたことがない...
海野十三 「階段」
...妖艶であって勇壮な大舞踊となる...
海野十三 「恐怖の口笛」
...考えて見ると彼女の顔にあんな妖艶(ようえん)な表情が溢(あふ)れたところを...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それは残忍の苦味を帯びた妖艶(ようえん)な美である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...しとやかさを目ざしたこのカヌズーに妖艶(ようえん)の賞を与えたことであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...埃及(エジプト)の昔語りの女王のように妖艶なものに見せました...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...三月近くあの妖艶極まる扮装をしたお七の姿を見馴れてきた左京ですが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そのくせ妖艶(ようえん)なところのある年増でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その癖妖艶なところのある年増でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お六の怨じた眼は妖艶(ようえん)を極めます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曾て多勢の人を惱ました妖艶な顏は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...蕪村に至りては阿古久曽(あこくそ)のさしぬき振ふ落花かな花に舞はで帰るさ憎し白拍子(しらびゃうし)花の幕兼好(けんかう)を覗(のぞ)く女ありのごとき妖艶(ようえん)を極めたるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...頬紅をさしていたそうで……非常に誘惑的で妖艶な眼の覚めるような……ちょっと君等……ちょっと笑わずにいてくれ給え……どうも電話が卓上電話なので……もしもし妖艶とも云うべきものだったそうです...
夢野久作 「暗黒公使」
...玉虫色の夜会服を着た妖艶花のような美人……噂に聞いた……ブロマイドで見た……銀幕で見た……否...
夢野久作 「冥土行進曲」
...なまめかしく、妖艶な舟だ...
横光利一 「欧洲紀行」
...すぐ妖艶な笑みにその色を隠してしまった...
吉川英治 「剣難女難」
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