...すゞしげな眼をもつた容子が如何様紅顔の美少年であつた...
飯田蛇笏 「秋風」
...如何様(いかさま)眼は少しドンヨリと曇つて...
石川啄木 「菊池君」
...右之仕置大方に候而御国元より国之下知未断之故国俗壊行候儀役人之曲事と被仰付候はゞ我々可及迷惑候間前以申出候若恨に可被存人は羽地合手に可成候少も一身惜不申候国中の恥辱には替間敷候如何様返答可承候と書いてあります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...国家がそのために如何様(いかよう)な運命に陥ろうとも関知せぬのだ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...欧州大戦は如何様(いかよう)に終結すべきか...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...果(はた)してこれを如何様(いかよう)に所置(しょち)したろう...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...万一改俊(かいしゅん)不致候わば如何様(いかよう)にも成敗可仕(つかまつるべく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...私は如何様(どんな)にはっきりと記憶して居るでしょう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...東京は如何様(どんな)に困るだろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...如何様(どん)なお寺にも過去帳がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...四季刻々うつりかわる景色が如何様(どんな)に面白く珍らしく見えたであろう!背戸(せど)の柳(やなぎ)緑の糸をかけそめて枯葦の間からぽつぽつ薄紫の芽がふく頃となれば...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...長ずるに及んで如何様になるであろうか...
豊島与志雄 「上海の渋面」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...「如何様にもお詫いたす」「これは貴いお方の御隠居様が...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...如何様にも解せられるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「入らっしゃい」とも「如何様」とも何とも云わないから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...如何様で……」とニヤリと笑う...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...此(この)上は如何様(いかやう)の御(お)相手をも辞するもので無い」と言ひ切つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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