...すゞしげな眼をもつた容子が如何様紅顔の美少年であつた...
飯田蛇笏 「秋風」
...如何様(いかさま)川には相違ないが...
石川啄木 「雪中行」
...私共は如何様にもあなたにお詫びを致します...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...この中心が憲法を実施されて後に如何様(いかよう)に変ったか...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...国家がそのために如何様(いかよう)な運命に陥ろうとも関知せぬのだ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...たとえ彼が如何様であっても...
大杉栄 「獄中消息」
...私は如何様(どんな)にはっきりと記憶して居るでしょう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お光の心は如何様に涼しく感じたであろう...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...長ずるに及んで如何様になるであろうか...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...如何様に建てられているのであろうか...
豊島与志雄 「中支生活者」
...如何様(いかよう)の手並(てなみ)を彼が現わすかということが玄人(くろうと)仲間の研究物(けんきゅうもの)であったということと...
中里介山 「大菩薩峠」
...而して仮令如何様の事あるも...
蜷川新 「天皇」
...如何様(いかよう)にもしてこの鎖国の日本を開(ひらい)て西洋流の文明に導き...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...如何様(どん)な顔をしているか...
二葉亭四迷 「浮雲」
...如何様にも即座の支払は致し難き旨を様々に陳謝した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...さて和歌は如何様(いかよう)に改良すべきかと尋ね候へば...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...それならば文字は如何様に変へてもよろし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...如何様で……」とニヤリと笑う...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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