...古本をひやかして...
芥川龍之介 「田端日記」
...貸本の素見(ひやかし)までが遠ざかる...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それ等が丸ビルの売店をひやかしたり...
高浜虚子 「丸の内」
...ひやかし半分(はんぶん)にみているものもありましたが...
高山毅 「福沢諭吉」
...「ひやかしちゃ困ります...
太宰治 「新ハムレット」
...レーノルズの全集をひやかしてこの異彩ある学者を礼讃してみたり...
寺田寅彦 「科学に志す人へ」
...そして女の言いなり次第になってる友をひやかしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ガヴローシュはひやかしたのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ひやかしてやりたいような荒涼さでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「フラウ門に倚(よ)って待つ」といって彼をひやかした...
夏目漱石 「道草」
...向ふの奴が漢語か何かで冷語(ひやかし)でも言つたら...
樋口一葉 「たけくらべ」
...こんな工合でよろしいか」「お立派に見えますわ」「ひやかしちゃいけねえ」小波は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...店へ値段をひやかしに行かなかった月はほとんどなかったくらいだからである...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...俺の白足袋の姿をひやかして...
牧野信一 「足袋のこと」
...一寸ひやかしたやうなところもあるの...
水野仙子 「嘘をつく日」
...ひやかしの諺ばかりが残っている...
柳田国男 「年中行事覚書」
...」と矢代はひやかしたので...
横光利一 「旅愁」
...素見(ひやかし)のうちでも売卜者(ばいぼくしゃ)たちには苦手(にがて)な部類の者と見たので...
吉川英治 「江戸三国志」
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