...またカントかとか何とかひやかしたら...
芥川龍之介 「田端日記」
...ひやかしたりする程...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ひやかしの旅人のにはかに断定を下すべき筋合のものではないかも知れない...
太宰治 「津軽」
...「ひやかしちゃいけません...
太宰治 「パンドラの匣」
...夜も散歩して街筋の夜店をひやかした...
種田山頭火 「一草庵日記」
...今度は通りのまん中を自分はひやかしに来た客ではないというようにわざと大跨(おおまた)に歩いて通った...
田山花袋 「田舎教師」
...そのころよく赤城下(あかぎした)の骨董店(こっとうてん)をひやかして...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...さっき岩向うの仲間どもが、なにを言うかと思ったら、「どうだい肖像とは、おうら山吹だナァ」「なにしろ小父(おぢ)さんは、齢(とし)に似あわず、様子がいいから……画にも描かれようってものさ、おれたちとはわけがちがうワ」なんのかんのと、ひやかしおる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...一旦日露戦争を経過したものでないと話せないと冷評(ひやかし)返した事がある...
夏目漱石 「それから」
...賽(さい)ころ振る事おぼえぬうちは素見(ひやかし)の格子先(かうしさき)に思ひ切つての串談(じようだん)も言ひがたしとや...
樋口一葉 「たけくらべ」
...向ふの奴が漢語か何かで冷語(ひやかし)でも言つたら...
樋口一葉 「たけくらべ」
...向(むか)ふの奴(やつ)が漢語(かんご)か何(なに)かで冷語(ひやかし)でも言(い)つたら...
樋口一葉 「たけくらべ」
...君は僕や僕の話を随分ひやかしたけれど...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...一時間ばかり古本屋だの古道具店だのをひやかしたのち...
堀辰雄 「旅の絵」
...家具店だのをひやかして歩いた...
堀辰雄 「(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」)」
...おかしいですぜ」とひやかした...
堀辰雄 「幼年時代」
...「ひやかし」と「三十石」のみ得意として...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...ひやかして歩いた...
吉川英治 「松のや露八」
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