...彼は自ら甘ぜむが為には如何なる事をも忌避するものにはあらざりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...印度人は大英帝國に對して如何なる義務を負はざる可からざるか――此の如き政治上の問題は我等が此處に考察の自由を持つてゐる問題ではない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...大臣になれば如何な現行犯をやつても...
石川啄木 「雲は天才である」
...如何なる有効な損害防止方法が発見されるか...
海野十三 「火星兵団」
...係官たちはお手伝いお末が次に如何なる証言をして...
海野十三 「地獄の使者」
...如何なる学問を修めやうとする人々に対しても...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...凡そ如何なる器械でも...
丘浅次郎 「人類の将来」
...彼等は先づ此の黨人の獵官心を抑制するに於て如何なる手段方法をも顧みざるに至れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼れは総理の資格を以て入閣する能はずして元勲の名義に依りて入閣す是れ伊藤内閣に欺かれたるなりと然れども其の如何なる名義に依て入閣せるに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...*さらば如何なる時に...
豊島与志雄 「情意の干満」
...如何なるよき位置の地方官も...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...如何なる解釈を施す可きか...
西尾正 「陳情書」
...如何なる智惠者も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...如何なる純粋の文学的感情といへども...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...但(ただし)画をかきある鉢は如何なる場合にも宜(よろ)しからずと存候...
正岡子規 「病牀六尺」
...」生を超越するが如き如何なる認識の原理もなく...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...如何なる外物もこれがころがるのを妨ぐることなきや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは如何なる人たるを問わずまさに抱かねばならぬ驚歎である...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
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