...」勿論「決して同じ所に二度と名前を入れぬこと」は如何なる画家にも不可能である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...私は自分を如何なる意味に於いても完成品だなどとは思はない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...3如何なる天分を有するかは何處に往く可きかの先決問題である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...大臣になれば如何な現行犯をやつても...
石川啄木 「雲は天才である」
...今日の日本には普通の図書館は勿論美術専攻の如何なる研究所にさえ揃っていないと断言して宜かろう...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...彼が今度の宇宙旅行に参加するについて如何なる見識を持っているかということであった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...如何なる問いにも問題という資格を与え得ると想像するならば...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...如何なる運動でも...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...如何なものであろうか...
豊島与志雄 「文学以前」
...如何なる方法にでも思想を表現することが出來るから...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...閑地は元よりその時と場所とを限らず偶然に出来るもの故われわれは市内の如何なる処に如何なる閑地があるかは地面師(じめんし)ならぬ限り予(あらかじ)めこれを知る事が出来ない...
永井荷風 「日和下駄」
...俗の世界には素封家(そほうか)はその人物の如何なるを問わず...
新渡戸稲造 「自警録」
...相手が如何なる女であるにせよ...
浜尾四郎 「死者の権利」
...他の如何なる職業に就いても...
牧野信一 「変装綺譚」
...その種類の如何なるを問はず...
牧野信一 「貧しき日録」
...いつの代如何なる技藝にても歌の格畫の格などゝいふやうな格がきまつたら最早進歩致す間敷候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...そしてそれ故にこの世界に向ふところの認識もこの具體的なる交渉を離れてはそれに接近すべき如何なる現實の通路も見出すことが出來ぬであらう...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...如何なる怪物にや...
柳宗悦 「民藝四十年」
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