...もっと万事好都合に...
芥川龍之介 「妖婆」
...この種の住宅ならば極めて好都合に實現し得るのではあるまいか...
石原莞爾 「新日本の進路」
...」「そりやア、好都合になつた、ね...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どうも僕にはものごとが好都合にはこばなかった...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...好都合にも、人形の落た所が、S村のはずれの淋しい場所と知ると、犯人は愈々(いよいよ)殺人の決心を固めた...
江戸川乱歩 「鬼」
...凡て凡て好都合に運んだ中で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...諸事好都合に運ぶことを望んでいるのです...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それには好都合にも...
谷崎潤一郎 「細雪」
...なお万事好都合に運ぶであろう...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...かえって好都合になりましたよ」「どんな失敗ですの? どうして好都合でしたの?」「それはねえ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし夜はあまり好都合になりすぎてまっくらであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...天気だけは好都合にすっかり晴れた...
夏目漱石 「坑夫」
...順番を好都合にしてもらへることを...
萩原朔太郎 「宿命」
...さうしたことが好都合に運ぶどころか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...またもしこれらの資源が労働に対する需要の逓増をもたらす如くに好都合に分配されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが好都合にゆけば私は殆ど幸福というに近い暮しが出来るのですが――私の条件としてはね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さして苦しまず自然に出て来たのを一層好都合に感じて云った...
横光利一 「旅愁」
...こう好都合に談(はなし)がまとまったのも...
吉川英治 「三国志」
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