...斎藤老人は実直一方の好々爺(こうこうや)で...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...好きな好々爺だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...そして釣しつつある私は好々爺になりつつあるやうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...自分ながら好々爺らしく感じる...
種田山頭火 「其中日記」
...囚人馬車のなかで死刑執行人と相並んでるその好々爺(こうこうや)を...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...クリストフはその好々爺(こうこうや)を長椅子(いす)からなぐり落としてやろうかとも考えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老人についてなら「好々爺(こうこうや)だ」と言いたい気を起こさせるほどのものだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この好々爺(こうこうや)の祝福を受けてくれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白く肥った好々爺(こうこうや)ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうして恐らく服部氏は故人の意外に好々爺であつたに驚いたであらう...
長塚節 「記憶のまゝ」
...その好々爺と連れ立つて偶東京から普請を監督に来た夫人が植ゑられた許りのそこらの庭木を見て歩く風貌が目に見えるやうである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何と美しき好々爺なのである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「今夜はありがたう/\」と好々爺は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この新五兵衛のいかにもそそっかしい好々爺ぶりも春のやの賞讃しているとおりじつによく描かれている...
正岡容 「我が圓朝研究」
...ちょっと見ると好々爺(こうこうや)にみえるが...
山本周五郎 「いさましい話」
...そこいらにイクラでも居る好々爺ぐらいにしか自分自身を考えていないらしい...
夢野久作 「近世快人伝」
...好々爺らしい氏の話は...
吉川英治 「折々の記」
...幼少の子を果し合いの名目人に提供して惜しまないほどの好々爺(こうこうや)である...
吉川英治 「宮本武蔵」
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