...孫の大勢ありそうな好々爺(こうこうや)に変わってしまった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...好々爺(こうこうや)で...
太宰治 「正義と微笑」
...見るからに詰らん好々爺(こうこうや)で年がら年中朝顔と菊の栽培でばかり苦労していた...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...自分ながら好々爺らしく感じる...
種田山頭火 「其中日記」
...まさに田舎の好々爺で...
種田山頭火 「其中日記」
...また一面には実に素直に人の言う事を受けいれる好々爺(こうこうや)らしいところもあった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...好々爺らしい鷹揚な態度……...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...囚人馬車のなかで死刑執行人と相並んでるその好々爺(こうこうや)を...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...クリストフはその好々爺(こうこうや)を長椅子(いす)からなぐり落としてやろうかとも考えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...実際彼はほとんど一個の好々爺にすぎなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は中傷によってへつらわれた好々爺(こうこうや)らしい快い微笑を浮かべて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゼロントは欺かれやすい愚かな好々爺...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...白く肥った好々爺(こうこうや)ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...好々爺(かう/\や)といふ感じのする仁體でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今までの好々爺振りをかなぐり捨てて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...世話好きの好々爺となってみずからの狭い世界にとじこもっていた...
火野葦平 「花と龍」
...あの好々爺の先(せん)の鶴枝がついには気が狂って死んだかと思うと...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...黄忠はすでに老朽の好々爺(こうこうや)...
吉川英治 「三国志」
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