...日本語の旨い好々爺(こうこうや)だった...
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...孫の大勢ありそうな好々爺(こうこうや)に変わってしまった...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...まるで好々爺(こうこうや)のように笑(え)みくずれた...
江戸川乱歩 「影男」
...他は文盲の好々爺...
種田山頭火 「行乞記」
...おじいさんは好々爺...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...好々爺と隣り合せて都合がよかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...好々爺と道づれ、平山部落まで、ありがたかつた...
種田山頭火 「旅日記」
...がこの好々爺(こうこうや)はもはや故人となって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...而も平素は温厚な好々爺である...
豊島与志雄 「条件反射」
...この好々爺(こうこうや)の祝福を受けてくれ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたくしに対してはいつも逢ふ毎に笑顔を以て迎へられた好々爺であつた...
永井荷風 「冬の夜がたり」
...白く肥った好々爺(こうこうや)ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの好々爺振りをかなぐり捨てて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...一箇の子煩悩の好々爺であった...
火野葦平 「花と龍」
...「今夜はありがたう/\」と好々爺は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いかにも好々爺然とした恰好であった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...◇稽古を離れると翁は実になつかしい好々爺であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この八十幾歳の好々爺が心から好きになってしまったのだから致し方がない...
夢野久作 「近世快人伝」
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