...老猾にして奸雄なる蔵人行家の如き...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...伏して祈る奸佞の頭(かしら)を断ち...
田中貢太郎 「続黄梁」
...禹徳淳 (大声に)かの奸悪なる老賊めわれわれ民族二千万人滅種の後に三千里の錦綾江山を無声の裡に奪わんと青年らは凝然と聞き入っている...
林不忘 「安重根」
...この資本主義の奸手段に対抗することが出来ます...
谷譲次 「踊る地平線」
...何故、ここへ来ん」「斉彬公の御代となっても、奸臣は、罰されまい...
直木三十五 「南国太平記」
...「天下その真偽に惑い奸(かん)催眠術者の徒忽(たちま)ちに跋扈(ばっこ)を極め迷信を助長し暴利を貪(むさぼ)り思想界を擾(みだ)る」という状態にまでなったのである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...「貴様等は奸物だから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...拙者の弟を殺した憎むべき奸賊(かんぞく)ではあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...君側(くんそく)の奸(かん)を発見したら...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...横井が志士の間に奸人として視られてゐたのは...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...依然として小人奸者(しょうじんかんじゃ)に大切な政治を任せ...
山本周五郎 「花も刀も」
...村重が卑劣(ひれつ)なる奸計(かんけい)に陥ちて幽囚(ゆうしゅう)されたもの...
吉川英治 「黒田如水」
...「かえりみるに、むかし桓帝(かんてい)、霊帝はご微弱におわせられ、為に、漢統ようやく紊(みだ)れ、奸臣はびこり、田野年々凶をかさね、ここに諸州騒乱して、ついに乱世の相(すがた)を現わした...
吉川英治 「三国志」
...――奸賊(かんぞく)ッ!と...
吉川英治 「新書太閤記」
...京師の奸党(かんとう)三好松永の徒を一掃し...
吉川英治 「新書太閤記」
...奸智(かんち)にたけたあの猿めに...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここらが彼の奸佞(かんねい)なところである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...例えば原敬のごときに対しては奸獰(かんねい)邪智の梟雄(きょうゆう)として心から憎悪を抱いていた...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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