...いつしか私(わたくし)のことを世(よ)にも類(たぐい)なき烈婦(れっぷ)……気性(きしょう)も武芸(ぶげい)も人並(ひとなみ)すぐれた女丈夫(じょじょうぶ)ででもあるように囃(はや)し立(た)てたらしいのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...女丈夫(ぢよぢやうふ)の血に染(そ)まつた凄い短刀...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...第二は女丈夫ウエラ・サスリッチの手になり(2)...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...三代將軍を擁立したる女丈夫なれば...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...鞭を手にした彼女の姿は昔の童話の魔法の鏡の中からやさしく微笑みかける勇壯な女丈夫の姿を偲ばせる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...前に出た女丈夫プロス女史や...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...左様な女丈夫であったなら...
直木三十五 「南国太平記」
...単に一種の女丈夫であるに過ぎない...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までに夢想し得なかった女丈夫になるというような例であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...原来(がんらい)女丈夫の精悍しく提灯照し甲処乙所(どこそこ)と尋ね廻りし...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...されど這(こ)の女丈夫が三十年間如何にして日月を過せしかは諸君の知らんと欲する所なるべし...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...天晴れの女丈夫に仕上げたのであった...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...これは大変な女丈夫で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女丈夫だから、若く、ねんごろにつかえる夫を持ったなどと推測にすぎることを言って平気なものもありますが、それは大変あやまった事で、あなたほどの方が夫から敬されたのはあたり前です...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...例の女丈夫は教師に雇われたとかで退塾してしまい...
二葉亭四迷 「浮雲」
...余り女丈夫になりでもしたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...奥さんは女丈夫である...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...おれでさえあの女丈夫(じょじょうふ)にはへこまされたことがある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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