...この恐ろしい女丈夫の毒舌をまぬがれることはできなかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...川の中の石伝(いしづた)いに風呂へ這(は)って来る女丈夫(じょじょうぶ)もさすがに驚いたと言うことです...
芥川龍之介 「温泉だより」
...いつしか私(わたくし)のことを世(よ)にも類(たぐい)なき烈婦(れっぷ)……気性(きしょう)も武芸(ぶげい)も人並(ひとなみ)すぐれた女丈夫(じょじょうぶ)ででもあるように囃(はや)し立(た)てたらしいのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...第二は女丈夫ウエラ・サスリッチの手になり(2)...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...まったく一個の女丈夫です...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...原来(がんらい)女丈夫の精悍しく提灯照し甲処乙所(どこそこ)と尋ね廻りし...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...これは大變な女丈夫で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは大変な女丈夫で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女丈夫たちに刺戟(しげき)されて来ているので...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...女丈夫は讀んで字のごとくますらをの魂がある女なのだ...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...その書いたものから逞しい女丈夫などを想像するかも知れないが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...責(さいな)まれるのが辛らさにこの女丈夫に取入ッて卑屈を働らく...
二葉亭四迷 「浮雲」
...余り女丈夫になりでもしたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此女丈夫の心根にも優しい処はあつたものと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...推するに女丈夫にして妬忌(とき)の念のなかつた俊は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...気骨のある女丈夫(ぢよぢやうふ)であつたやうに想像することを禁じ得ない...
森鴎外 「椙原品」
...女丈夫(ぢよぢやうふ)であつた...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...おれでさえあの女丈夫(じょじょうふ)にはへこまされたことがある...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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