...かう云ふ詩集などの表現法を換骨奪胎(くわんこつだつたい)することは必しも稀ではなかつたらしい...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...あるいはそのままに換骨奪胎したものは少くなかった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...その換骨奪胎に於て必ずもののエッセンスは再生され得ねばならぬ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...――マルクスを換骨奪胎することによって...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それを私がちよつと換骨奪胎しただけでそのまま私の好みの物語になつて呉れるやうなものがありはしないか知らん? そんな日記や家集の中で...
堀辰雄 「七つの手紙」
...このまくらの単刀直入な換骨奪胎だったのである...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...よしや「牡丹燈記」の『お伽婢子』の『浮牡丹全伝』の換骨奪胎であるとしても...
正岡容 「我が圓朝研究」
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