...その水のながれだす穴の奥のほうへという意味です...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...また杉林の奥のほうへ引きかえそうと努めた...
太宰治 「姥捨」
...そして遠く奥のほうに...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...その奥のほうにこれもどこかの払下品なのだろう...
久生十蘭 「金狼」
...無数の小さな雪が空の奥のほうで微かにごおっという音を立てながら絶えず涌いているような気がせられるのである...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...その室の奥のほうには...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...また奥のほうへはいってしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どんなふうに書いて送ったものであろうと歎息(たんそく)をして一所を見つめていた目に敷き畳の奥のほうの少し上がっている所を発見した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中姫君の寝ている帳台の奥のほうへはいって横になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...門内の奥のほうから...
山本周五郎 「風流太平記」
...奥のほうから来る二人の侍は...
山本周五郎 「風流太平記」
...程なく答えがあって、奥のほうから、燭の光がうごいてきた...
吉川英治 「三国志」
...小父さんは」「今、奥のほうで、半兵衛先生が、そう呼んだろ...
吉川英治 「新書太閤記」
...本丸の奥のほうへ...
吉川英治 「新書太閤記」
...少し奥のほうへ引き下げて...
吉川英治 「親鸞」
...――奥のほうから...
吉川英治 「親鸞」
...奥のほうからガアーンと返ってくるのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...介三郎ひとりが、紋太夫の家から押収して来た例の書簡や連判をひと抱えに持って、奥へはいって行った後も、悦之進や林助や与平たちは、壁の陰からのぞいて、(首尾如何(いか)に?)と、奥のほうを、いつまでも窺(うかが)っていたが、かく、事ありげに、立ち群れているのはよろしくないと、人見又四郎に注意されて、(いかにも)とばかり頷(うなず)きあい、にわかに、そこらのさむらい部屋のほうへ、各すがたをひそめてしまった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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