...彼らの考え方は契合しなかった...
...このカエルの形は石と契合している...
...この音楽と踊りは相性がよく、契合している...
...二人の人格は契合するため、結婚した...
...機械部品が正確に契合するように、よく確認しなければならない...
...この自然の法則と心理の法則との契合の偶然...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...熱烈なる天才肌の二葉亭と冷静なる政治家気質の蘇峰と相契合するには余りに距離があり過ぎたから...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...帝国主義を懐抱して日本の膨脹を夢見つつも頭の隅(すみ)の何処(どこ)かで渠らと契合していたかも知れぬが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...随って思想上に契合するものがあってもなくても...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...言を換えていうと自分と古芸術とが偶々(たまたま)何処かにおいて一つの契合点を得たのである...
津田左右吉 「芸術と国民性」
...又其宇宙觀の性質上より言つて第三の禍惡觀とよく契合して居るものもあります...
朝永三十郎 「學究漫録」
...次に第二の禍惡觀と契合する世界觀の例を擧ぐれば...
朝永三十郎 「學究漫録」
...從つて一切の事象は其儘美であるとなすことの出來る世界觀とよく契合するのであります...
朝永三十郎 「學究漫録」
...いわゆる物我なるものは契合一致(けいごういっち)しなければならん訳になります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...自己の理想とが契合(けいごう)する場合か...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...例之(たとへ)ば弟汝の子万年(まんねん)の女類は夭折の年月或は契合すべく...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あるいはその中(うち)にも契合点(けいごうてん)を見出だして...
森鴎外 「渋江抽斎」
...優しい契合点ですね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...まつたく契合する點のない他人でありながら...
吉川英治 「折々の記」
...迷信的な契合(けいごう)がふかいらしいのだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...剣と禅との一道に契合(けいごう)したことは事実でも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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