...雑種の夷人前代未だ嘗て帰附せざるもの...
太宰治 「津軽」
...また夷人向(さき)に不法のこと多かりしを悪(にく)みて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...模様は蝦夷人(えぞじん)の着る半纏(はんてん)についているようなすこぶる単純の直線を並べて角形(かくがた)に組み合わしたものに過ぎぬ...
夏目漱石 「倫敦塔」
...夷人跳梁の有様をつぶさに見た...
服部之総 「志士と経済」
...夷人斬りの計画を立て資金百五十両を強盗して...
服部之総 「志士と経済」
...彼が蝦夷人と交際したのではなく...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...蝦夷人(えぞびと)の子を養うて何ほどに教育するも...
福沢諭吉 「徳育如何」
...「夷人の船など傭うて来なさったのはあんたじゃった...
本庄陸男 「石狩川」
...相手は夷人のうちの赤夷(あかえびす)...
本庄陸男 「石狩川」
...あの緋ラシャのダン袋服を着た夷人が乗りこんで来た...
本庄陸男 「石狩川」
...そこまで見送って来た家中の誰かが云ったものだ――夷人(いじん)におびやかされて置いてきぼりにされたりしたものだが...
本庄陸男 「石狩川」
...大名の居らんところには家臣団も居らんはずじゃが――蝦夷人の大名があったや否やについては一向に存じとらんが...
本庄陸男 「石狩川」
...明日にもしめ殺さねばならんという風に云われとったあの夷人と――メリケンとかオロシャとか...
本庄陸男 「石狩川」
...夷人の服装をつけたそれらの男に今は並々ならぬ好意を覚えた...
本庄陸男 「石狩川」
...夷人に促われて夷人の都に拉(らっ)し去られた...
本庄陸男 「石狩川」
...夷人祭祀ごとに烏牛(くろうし)...
南方熊楠 「十二支考」
...』『神戸の夷人(ゐじん)さん処(とこ)...
與謝野寛 「蓬生」
...江戸に来たるにおよんで夷人の情態を見聞し...
吉田松陰 「留魂録」
便利!手書き漢字入力検索