...暫らくの後には消え失せる代りに今度は頭痛を感じはじめる...
芥川竜之介 「歯車」
...使 しかし小町は現にわたしを……神将 (憤然(ふんぜん)と)この戟(ほこ)を食(く)らって往生(おうじょう)しろ! (使に飛びかかる)使 助けてくれえ! (消え失せる)四数十年後(ご)...
芥川龍之介 「二人小町」
...一切が消え失せることになりました...
石原純 「トーマス・エディソン」
...この世から間もなくごく下劣なならず者が一人消え失せるだろうということだ!」老人めの激怒は恐しいものだった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...疾風のごとく逃げ失せる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...疾風のごとく逃げ失せる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そして一斉に廻れ右をして消え失せる...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...所謂秀才教育からもその弊害が消え失せるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...がその大部分は彼とともに消え失せることになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いつしか消え失せることは可能である...
波多野精一 「時と永遠」
...あの恐ろしい諦めを持った印度の王子は彼の家系が散り失せるのを何んなに喜んだかを考えて貰い度い...
松永延造 「職工と微笑」
...破(わ)れればたちまち消え失せるはずだ...
南方熊楠 「十二支考」
...瀧子はその弱腰を非難する気も失せるのである...
「鏡の中の月」
...器の生命は失せる...
柳宗悦 「工藝の道」
...信が失せる時、心の平和は破れるではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...ほかの連中はイザとなると逃げ失せる亡国の民だよ...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...……肝魂(きもたま)が消え失せるとはこの時の私の事であったろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...そして自信力の失せると共に...
若山牧水 「樹木とその葉」
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