...しかも科学の上での真理は永遠に消え失せることもなく...
石原純 「ガリレオ・ガリレイ」
...首脳が失せると思想が混沌たる状態に陥って来るのである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...たちまち尾をたれて消え失せるのである...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...三人の子供を呑み込んで消え失せる...
千家元麿 「自分は見た」
...所謂秀才教育からもその弊害が消え失せるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...それがまた消え失せる――いつまで? おそらく永遠に?――消え失せるだろうということを知って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...消え失せることだ……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...深遠な論理の声音が宙に消え失せると同様...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...根底より消え失せるかと問わば...
新渡戸稲造 「自警録」
...花がやがてはしおれて消え失せるべく...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...有効な行為はじきに消え失せる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...低き谿(たに)なくば高き峯も失せるであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...けれども直ぐに散り失せる...
夢野久作 「白髪小僧」
...その声もフッツリと消え失せるような場合が非常に多いのであった...
夢野久作 「木魂」
...警官が片附けたのでなければ消え失せるよりほかになくなりようがない筈だ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...その過ぎ去り消え失せるスピードが...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...そうしてこの体験は彼の生涯を通じて消え失せることがない...
和辻哲郎 「茸狩り」
...立ちどころに消え失せるというような考えは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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