...木は長い間に皆な腐つて跡方も無く消え失せるので今日に残つて居るのは極く稀に玉製のものなどもあるが...
會津八一 「支那の明器」
...突然また消え失せる...
芥川龍之介 「二人小町」
...したがって前者の演技は持続的な麻痺の上に立っているがゆえにもはや麻痺の心配はないが後者は麻痺によって感激が失せると演技が著しく生彩を欠いてしまう...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...腕も頭も中空(なかぞら)に失せる...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「さしあげた腕」
...首脳が失せると思想が混沌たる状態に陥って来るのである...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...それより遙に前に滅び失せるであらうと予言したのみである故...
丘浅次郎 「人類の将来」
...そして一斉に廻れ右をして消え失せる...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...彼女が現れたときには写真とともに消え失せるという寸法だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...所謂秀才教育からもその弊害が消え失せるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...妻に集中すべき愛情が一般女性の上に散り失せるということは...
豊島与志雄 「理想の女」
...全ての希望は消え失せる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あの恐ろしい諦めを持った印度の王子は彼の家系が散り失せるのを何んなに喜んだかを考えて貰い度い...
松永延造 「職工と微笑」
...征服されたものにまで消え失せるところの肯定的なるものの認識によつて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...器の生命は失せる...
柳宗悦 「工藝の道」
...器の生命は失せる...
柳宗悦 「民藝四十年」
...これで他殺の証拠も消え失せるし...
夢野久作 「暗黒公使」
...今度は世界が消え失せるばかりの大地震...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ここの軒から立つ気も失せる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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