...「太股が痛い」...
...「太股を鍛えるためにジムに通っている」...
...「スカートの丈が短くて太股が丸見えになった」...
...「太股の太さがコンプレックスだ」...
...「走り始めるとすぐに太股が攣ってしまう」...
...左の手に太刀を握り右の手は右の太股のあたりに据ゑて來意を述べる...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...太股(ふともも)をぎゅっとつねってみたが...
海野十三 「東京要塞」
...ムクムクと上って来る太股の筋肉のかたまりを...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...「刃合を見よう」こう云って右の太股へその短刀を突き刺した...
田中貢太郎 「義人の姿」
...その太股(ふともも)を私の上にのせる...
田中英光 「野狐」
...あのぶる/\と顫(ふる)へる太股(ふともゝ)乃至(ないし)其(その)近邊(ちかま)にある處々(ところ/″\)に掛(か)けて祈(いの)りまするぞ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...栗原はグイと着物をまくって太股をみせた...
徳永直 「工場新聞」
...太股に一箇所と、肩から袈裟(けさ)がけ、実に冴(さ)えた斬口です...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸毛(むなげ)を曝(さ)らし太股(ふともも)を現すをもって英雄の肌を現すものと心得て...
新渡戸稲造 「自警録」
...腕ではなくて多分太股だろうよ」「えッ」「六人組の五人までは男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...太股でも、背中でも――」「ばかなッ」八五郎は顔を反けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それこそ太股でも見なきゃわかるまいが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「浅草、山ノ宿とやらまで――」「へえ――」先棒が、にやりと笑ったが、「とやらまで――だとよ、さあ、いそごうぜ」顎(あご)をしゃくったが、その顎の長さ――この寒気に、尻ッ切れ半纒(ばんてん)一枚、二の腕から、胸から、太股一めん、青黒い渦のようなものが見えるのは、定めて雲竜の文身(がまん)でもしているらしく、白目がぎょろついている男だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...毛ムクジャラな尻から太股まで丸出しにして痒(かゆ)い処をバリバリと掻きまわるような事があっても翁は見ないふりをしていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...俺達の太股(もも)ぐらいある真黒な腕を組んで...
夢野久作 「難船小僧」
...太股(ふともも)と肩の辺りに...
吉川英治 「私本太平記」
...如海の青い入道頭の頸(くび)すじあたりに女の雪をあざむく太股が挙げられて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...城太郎の太股(ふともも)の辺からも...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??