...大きな太息をついた...
...彼女は太息混じりに「疲れた」とつぶやいた...
...太息のつくような恋愛映画を見て泣いた...
...つらい気持ちを太息で吐き出す...
...もう一度深呼吸をして、大きな太息をついた...
...謙造は太息(といき)ついて...
泉鏡花 「縁結び」
...太息(といき)吐く爲にやあらん...
高山樗牛 「瀧口入道」
...稍(やゝ)ありて太息(といき)と共に立上(たちあが)り...
高山樗牛 「瀧口入道」
...あとの言葉も出でずに黙って太息(ためいき)を吐(つ)いていた...
近松秋江 「狂乱」
...……はあッ!」とまた一つ深い、太息をして、更に言葉を続けた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...そして、やれ、やれ、と太息をついた...
壺井栄 「大根の葉」
...」笹村は太息(といき)を吐(つ)いた...
徳田秋声 「黴」
...車夫(くるまや)は時々ほっほっ太息(といき)をつきながら引いて行くのです...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...職業のようにしている男だ」藤波金三郎は太息を吐きながら言うのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...殿をば嘲(あざけ)りの色の浮かび給ひしを」女子(おなご)は太息(といき)に胸の雲を消して...
樋口一葉 「軒もる月」
...そんなものサ』と帽子屋(ばうしや)は長太息(ためいき)して...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...愛憎なげに己が影を眺めては太息せり...
宮崎湖処子 「空屋」
...音をさせないように長い太息をついた...
山本周五郎 「季節のない街」
...「はあ」と熱い太息(といき)をもらした...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...つくづくそう思うの」おのぶは太息(といき)をついて云った...
山本周五郎 「さぶ」
...こういうときのためなんですね」梅八はほっと太息(といき)をついた...
山本周五郎 「新潮記」
...今はどうしていることだか」老人は肩をおとして太息をついた...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...どうだったんです」「わからない」と新左衛門は太息(といき)をついた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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