...科学文明に立ち遅れた東亜の諸民族が西洋人と太刀打ちしようとするならば...
石原莞爾 「最終戦争論」
...いま彼の推理力と太刀打ちの出来る問題といえばただ一つ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...茲では常識一般が専門一般に対して太刀打ちが出来ると考えられる(無論或る一つの部門に就いては常識は専門に対して太刀打出来ないが)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...これと太刀打ちするのはジャーナリズムの柄ではなかったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...太刀打ちすることは出来ない...
戸坂潤 「社会時評」
...之では遂に例の村塾道場主義に太刀打ちが出来ないとあきらめがついたと見えて...
戸坂潤 「社会時評」
...研究上他人と太刀打ちの出来るだけの研究の武器(?)は用意するのが普通だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...コット街で太刀打ちを教えてる撃剣の先生のうちに集まっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貴様と太刀打ちをしてみたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうも不動様とは太刀打ちができないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...物理学者が文学者と文章を用いて太刀打ちするのは対等の力では問題にならない...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...とても太刀打ちできなかつた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...とても八百屋の主婦(おかみ)さんとは口の上で太刀打ちが出來やしませんよ...
正宗白鳥 「水不足」
...これでは「井戸」の深さと太刀打ちが出来ないではないか...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...鍋島(なべしま)の藍絵等は軟弱であって支那の染附(そめつけ)に向っては太刀打ちができない...
柳宗悦 「工藝の道」
...とうてい太刀打ちにならなかった...
吉川英治 「三国志」
...――眸も常に太刀打ちを業(わざ)としている者らしからず静かで温和である...
吉川英治 「新書太閤記」
...直(じき)の太刀打ちはしたことがない...
吉川英治 「新書太閤記」
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