...科学文明に立ち遅れた東亜の諸民族が西洋人と太刀打ちしようとするならば...
石原莞爾 「最終戦争論」
...容易に太刀打ち出来るものではない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...労働者側では小野が一人で太刀打ちしている...
徳永直 「白い道」
...茲では常識一般が専門一般に対して太刀打ちが出来ると考えられる(無論或る一つの部門に就いては常識は専門に対して太刀打出来ないが)...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...研究上他人と太刀打ちの出来るだけの研究の武器(?)は用意するのが普通だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本の産業が国際的に太刀打ち出来るようにという目標によって...
戸坂潤 「読書法」
...貴様と太刀打ちをしてみたい...
中里介山 「大菩薩峠」
...とても太刀打ちのできないわたしであるかと思うと...
中里介山 「大菩薩峠」
...太刀打ちの音も、矢玉の叫びも、何一つ合戦らしい物の響はせず、もとより火の手も上っていない、狼藉者(ろうぜきもの)及び軍兵らの影も形も、一つも見えないではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうなったとき、聯合組は、今の陣容では、太刀打ち出来ん...
火野葦平 「花と龍」
...うまくもない酒と太刀打ちをしているのは善吉である...
広津柳浪 「今戸心中」
...尋常の太刀打ちの上...
吉川英治 「剣難女難」
...十合とも太刀打ちせずに潘璋は逃げ奔(はし)った...
吉川英治 「三国志」
...――眸も常に太刀打ちを業(わざ)としている者らしからず静かで温和である...
吉川英治 「新書太閤記」
...太刀打ちもなす覚悟でおる...
吉川英治 「新書太閤記」
...直(じき)の太刀打ちいたすも...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は本気に光秀と直(じき)の太刀打ちをせんと望んでいる血相だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一太刀打ち込まねば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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