...わたくしの考へでは、こんな難有い境遇にゐて、行儀好くしてゐる奴が、気違ひでなければ、大馬鹿です...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...もしお前たち大馬鹿野郎どもがみんなが頼りになるなら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...此(こ)の大馬鹿(おほばか)と惡體(あくたい)が初(はじ)まるので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...お前は大馬鹿だぞ! 日記など...
太宰治 「正義と微笑」
...「大馬鹿者の五右衛門!」と叫んだ者があります...
豊島与志雄 「泥坊」
...貴方は彼女達が来ると思いますか? クリストフの大馬鹿野郎め! 私が自分自身で行くべきだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...大馬鹿野郎」安亀は片膝を床の埃に沈めて...
久生十蘭 「魔都」
...その刀の長いほど大馬鹿であるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...自分がどんなに大馬鹿だったかをわざわざ話す必要もないと思ったので...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...確かにわしは老いぼれの骨折り損の大馬鹿ものになってしまうがね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...恥知らずの大馬鹿でした...
三好十郎 「肌の匂い」
...それこそ大馬鹿であるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ドウゾコノ大馬鹿者ノ最期ヲ...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...……馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿……大馬鹿の大馬鹿の三太郎だったんだぞ俺……アッハッハッハッハッ…………若林博士も...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...大馬鹿揃いだったんだ……三人が三人とも……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかもこんな大馬鹿者とは思いませんでした」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下の二大馬鹿者というしかない」「ははあ...
吉川英治 「新書太閤記」
...お師匠さんの大馬鹿...
吉川英治 「宮本武蔵」
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