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饗庭篁村 「木曾道中記」
...御贔屓になつたのには間違ひございません...
芥川龍之介 「地獄変」
...どうしても贔屓目(ひいきめ)で見るようにして了う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...贔負(ひいき)をしたりして...
泉鏡花 「海城発電」
...「毎度御贔屓に預かりまして……今日(こんにち)は何か……」「わたし洗濯(せんだく)の利く白手套が欲しいんですが……」紳士は売子娘に白手套のしまつてある棚を訊いた...
薄田泣菫 「茶話」
...ひとしお道阿弥を贔屓(ひいき)にした...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...たびたび御贔屓にあずかっております...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...なるほどこのごろの徳川幕府のやりそうなことだ」これは駒井贔屓(びいき)の方の言い分で...
中里介山 「大菩薩峠」
...電車に乗らなければ動かないと云うほどな電車贔屓(びいき)の人なら...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...芸人にはこの贔負が特に甚だしい...
夏目漱石 「無題」
...八の野郎は飛んだお篠さん贔屓(びいき)さ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...法外な平次贔屓(びいき)ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...養母も川上の男らしいところを贔屓(ひいき)にしていただけに...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...お家(うち)は堅(かた)けれど他處(よそ)よりのお方(かた)が贔負(ひいき)になされて...
一葉女史 「大つごもり」
...毎晩新しい贔屓(ひいき)から...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...元よりそなたが大の贔屓――美しい顔を見せてやって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...壽阿彌のためには自分の贔屓(ひいき)にして遣(や)る末輩であつたことは論を須(ま)たない...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...ずいぶん依怙贔屓があると思うわ」不意に寿女がむきになってこう言い出すので...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
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