...粉微塵になると思ったのが大違い...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...早稲田の土地も今とは大違いで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...住んでみると大違いさ...
徳田秋声 「あらくれ」
...覩(み)ると聴くとは大違いで...
徳田秋声 「新世帯」
...平岡さんとは大違いだ...
夏目漱石 「それから」
...私の大事の大事の、命より大事の手箱が無くなったんだから」命より大事の手箱と言う以上は、男の手紙とか、臍繰(へそく)りとか、独身女相応のものが入っているだろうと思って訊(き)くと、それは大違いで、「中には、海雲寺(かいうんじ)様の富籤(とみくじ)が一枚入っているんです、鶴の一千二百三十四番の札(ふだ)で」「外(ほか)には」「外には何にもありゃアしませんが、その富札(とみふだ)が当ると千両になるでしょう、お品さん、どうか探し出して下さい、あれが無いと、私は命がなくなるかも知れない」あまりの事に、お品も面喰らいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そいつは大違いだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石井依右衛門の妾のお通がどうかしたんだろう」「ところが大違い」「では?」「娘のお照ちゃんが殺されましたよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実際、大違いだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...私と大違いだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...では元々そういう温顔なのかと想うと大違いで...
牧野信一 「鬼涙村」
...病室で飲むソップとは大違いだ...
正岡子規 「初夢」
...己だって、いつも金のことばかり考えているのだと思うと、大違いだぞ...
森鴎外 「雁」
...女給が呼び物の今のバーとは大違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...多寡(たか)が女と侮ると大違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...原稿を持って回るソコラの先生とは大違い...
山本笑月 「明治世相百話」
...さっきの縁起書とは大違いだ」「……呉青秀は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...大違いだわ」又太郎は...
吉川英治 「私本太平記」
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