...兄の五十嵐大膳の子孫は絶えましたが...
石川三四郎 「浪」
...山名大膳を伊香保に斬り殺して...
大町桂月 「冬の榛名山」
...大膳はやがてその馬をも手離してしまつた...
薄田泣菫 「茶話」
...「千人美女――それは少し多過ぎるではないか」大膳正も少しく辟易します...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その時大膳正は三十五歳...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大膳正の精力をもってしても...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大膳正が入って来ました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...白綸子(しろりんず)の夜の物を真紅に染めた大膳正は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...わけても南部大膳大夫樣は忠誠の志深く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大膳坊は法力が廣大だから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大膳坊覺方の活躍は見事でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大膳坊倉の中で何をやり出すか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大膳坊は變な拵へをして居ましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四六 山本大膳の五人組帳五人組の法令は通常五人組帳の前書としてこれを載せ...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「まあ勘次はそこで、坐っていて呉れればいいや、おめえが饒舌って源兵衛さんに泣かれていちゃあ寄合が流れちまう、……不識先生、なにかこれに就いて卦(け)は立たねえかい」「さればさ、さればこの件だが」不識先生は、顎髯(あごひげ)をしごいて云った、「儂がみたところ、家主吾助に憑いておるのは天一坊であるな」「ええっ、天一坊ですかい」「かの仁が家柄血統を調べるときの言動、仔細に考うるに天一坊じゃ、天は上にあり地は下にある、人間はその中間にあって、火風水木金土がこれを、……あれじゃ、そのなにしておる、じゃによって天一坊とてその自然の律動循環の理は動かせぬ、じゃが、あれは実は将軍家正統の御落胤であったという流説で」「そんな子曰(しのたま)わくを云ったってわからねえ、もっとわかるように絵解きをしてやって呉んねえ」「さればさ、そこで家主吾助としてはじゃ、仮にもこの長屋にじゃな、天一坊めいた人間がいるかどうか、いるとすれば天地人、これはもうなんじゃ、吾助として繩屋どころの騒動ではない、かの山内伊賀之亮、赤川大膳、常楽院……などはいけない、かれらは獄門になった、じゃが獄門にならぬほうの山内や大膳になれるか知れぬ、そこじゃて、……常楽院でもいい、家主吾助としては莫大(ばくだい)な出世であるし、かのごうつく並びに臼においても」「そいつだ、まちげえなし」銀太がまるっこい膝頭を叩いた、「禿のよまいごととぴったり合う、そいつですよ先生」列席の同志はみな頷き、声々に不識斎先生の卦を肯定した...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...間辺氏の斯様(かよう)な態度は栗山大膳以来の片意地な黒田武士の本色であったと同時に...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...早川大膳(はやかわだいぜん)などの諸士――物頭格(ものがしらかく)の人々...
吉川英治 「新書太閤記」
...大膳がこの首を刎(は)ねて...
吉川英治 「新書太閤記」
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