...未来派の画家は大胆にも...
芥川龍之介 「長江游記」
...大胆にも砂の上をぱたぱたと踏んで...
海野十三 「火星探険」
...二人は、突撃隊よりも一足先にこの山中にまぎれこみ、大胆にも、今こうして火星兵のいるまん中を、のっしのっしと歩いているのだった...
海野十三 「火星兵団」
...黄いろい煙――怖(おそ)るべし超溶解弾(ちょうようかいだん)久慈が、ワシントンの監察隊によって襲撃されたのだ!汎米連邦からは、一人の外国人も余(あま)さず追放されたのに、久慈は、大胆にも、ひそかにワシントンの或る場所に、停(とどま)っていたのである...
海野十三 「地球要塞」
...大胆にもこの宝塚にひきかえしたのだった...
海野十三 「蠅男」
...ちっぽけな船のくせに、大胆にも、遠洋航路の大汽船と同じコースを通っているのだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...大胆にも異様に冴え切った思索の落つきであった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...大胆にも一通の艶書(えんしょ)二重(ふたえ)封(ふう)にして表書きを女文字(もじ)に...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...大胆にもこんな事を語った...
永井荷風 「ひかげの花」
...大胆にも兵馬をめがけて切ってかかりましたけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...あえて大胆にもその著述にかかったのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それに大胆にも、「新曲浦島」のある場面を、先生のお手をかりず、自分たちで作曲からすべてやらして頂こうというのだから、兎もかくもやって見ろとお許しの出るまではビクビクしていた...
長谷川時雨 「古い暦」
...二に「浪曲学校」を大胆にも大庭がやり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大胆にもなれるし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...大胆にも部屋扉の前まで進み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大胆にも悠々と落着き払つて三態の悪魔の姿体を示したので地上より遥かに見あげる者の眼には...
牧野信一 「痴酔記」
...蛮軍は気負うこと満々、大胆にも、江を渡って攻勢を取ってきたものである...
吉川英治 「三国志」
...どういう戦闘ぶりをしたかというに、彼は、敵将宿屋七左衛門が、乱軍を避けて、小高い地点から味方の虚を測っているのを見かけ、大胆にも、その真下から、「良い敵と見申した...
吉川英治 「新書太閤記」
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