例文・使い方一覧でみる「うまうま」の意味
スポンサーリンク...始めの中（うち）はわざと負けて見せる博徒の手段に甘々（うまうま）と乗せられて... 
有島武郎 「カインの末裔」
...刑務所の門前で出獄したばかりの彼をうまうまと誘拐（ゆうかい）したのだった...
海野十三 「柿色の紙風船」
...課長の机の上から、何か盗んで行きますが、いいのですか」蟻田博士は、うまうまと、青い色のむちのようなものを、大江山課長の机上から盗んでしまった...
海野十三 「火星兵団」
...うまうまと捲きこまれ秩序が立たなかったこと...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「見ろ、市民は、うまうま一杯、かつがれてしまったじゃないか...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「ちえ、うまうま、きゃつのため、一ぱいくわされたか！」トラ十は、くやしさのあまり、つい、ことばに出していった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...可哀（かわい）そうな私とは正反対に好きな女をうまうまと自分の持物にしおおせて...
近松秋江 「狂乱」
...それによってうまうまと大金を得る例はこれまでもいくらもあったことです...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...その人の説によると小供が舌が回り出してから一番早く出る発音がうまうまだそうです...
夏目漱石 「野分」
...うまうま引っかかったろう」「フーム」左京路之助...
野村胡堂 「古銭の謎」
...わしが持って帰って有難いお経をあげてやる」うまうまと...
野村胡堂 「胡堂百話」
...うまうま深淵（ふかみ）に引入れられしをくやみながら...
樋口一葉 「花ごもり」
...その留守にうまうまと錦の壁布事件の大事件をしたのである...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...自分がうまうまひっかかったという事実を確認して...
山本周五郎 「青べか物語」
...彼が自棄になっているところをうまうまと自分の物にした...
山本周五郎 「お美津簪」
...うまうまと秦野屋（はたのや）に誘い出されて...
吉川英治 「江戸三国志」
...村重の帷幕（いばく）に加わって、その智謀を加えよと、小寺からもいわれ、村重からも誘われて、うまうまと、潜り入ったものとみゆる...
吉川英治 「黒田如水」
...うまうまと秀吉（ひでよし）のふところへ飛びこむつもりで考えていたところだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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