...今次日支事変の中華民国は非常に奮発をして勇敢に戦っております...
石原莞爾 「最終戦争論」
...日本は今次の敗戰によつて...
石原莞爾 「新日本の進路」
...今次の戦争において...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...今次戦(こんじせん)に惨敗(ざんぱい)をくらった政権が猛然と立ち直り得るというのであった...
海野十三 「地軸作戦」
...侯が今次の暴動を使嗾するものゝ宮中に伏在するを見て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蘇州は殆んど今次の戦闘がなかった都会で...
豊島与志雄 「中支生活者」
...しかし、今次大会は、この空気はようやくその姿を消して、もはや、この量、この質にあっては、人々を結ぶものは心理的紐帯でもってつなぐには、あまりにも巨大なるものに発展してしまったのである...
中井正一 「大会を終りて」
...十六年には今次の戦争は遂に独ソの開戦...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...そして遂に今次の大戦となってしまった...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...やがてそれは今次の太平洋戦争へと移行してしまったのである...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...すなわち今次にこれを述べてみよう...
牧野富太郎 「カキツバタ一家言」
...今次に右『竹譜詳録』の文章とその図とを抄出してみると狸頭竹...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...今次の兵火にその石標の方は砕けてしまつたものと見えて已になかつた...
正岡容 「下谷練塀小路」
...お成道の元祖と銘打つ黒焼舗は亥の年の地震にもまた今次の兵火にも焼かれたに...
正岡容 「山の手歳事記」
...今次の大戦後講談落語席は復活繁栄多少の見る可きものがでて来たとは申せ...
正岡容 「寄席風流」
...今次の大戦を前に...
吉川英治 「三国志」
...そしてなお、(――この由、在北国の織田遺臣一統へ、さそくに御披露ありたく、尊台まであらましを急達しておく、事あらためていうまでもなく、今次の変は、御同様悲歎にたえぬことながら、故主御さいごの日より十一日を出でぬうちに、逆将の首級をあげ、賊徒一兵もあまさず掃滅し得たことは、身の功を誇るにてはなけれど、いささか泉下(せんか)の尊霊をお慰め参らせたものと信ずる...
吉川英治 「新書太閤記」
...それについて、「信長公御在世中は、一にも滝川二にも滝川と、御重用をうけて、関東管領の重職をもさずけられておりながら、今次の凶変に、こう馳せつけに遅るるとは何事だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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