...大柄なこの怪しい鳥は...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...色白で大柄なひとだったそうではないか...
太宰治 「雀」
...額が少し禿げ上ってる大柄な顔立ちと...
豊島与志雄 「絶縁体」
...眼付のしっかりした大柄な女だった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...太閤秀吉としては大柄な...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたはさぞあの大柄な浴衣がほしかろ...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...大柄なおせいが横になつてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...大柄な女が髪を結ってもらっていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...背の高い大柄な女が好きであつたが...
林芙美子 「崩浪亭主人」
...Kが見て、一部分何だかわかった最初のものは、絵のいちばん端に描かれている、大柄な、甲冑(かっちゅう)を着けた騎士であった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しっかり者らしい大柄な女が...
火野葦平 「花と龍」
...この叔母さんのやうな大柄な人でも三人は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...大柄な顔の他の部分とまるで不釣合なほど小さなビーズのような双眸で睨みつけてくると...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...大柄な米国人にしても...
牧逸馬 「双面獣」
...大柄なノウスカット...
牧逸馬 「土から手が」
...徐々(そろそろ)陰って来た日影は茂った大柄な葉に遮られて涼しい薄暗さを四辺(あたり)一杯に漂わせて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...大柄な弾力のこもったいかにも咲いた花の匂いが思いやられる姿でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大柄なふっくらした躯つきで...
山本周五郎 「おばな沢」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??