...数え年十三の大柄な童(わっぱ)でござる...
泉鏡花 「海異記」
...けらけらと笑ったのは大柄な女の...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...どっちかというと大柄な素ばらしい美人が――...
谷譲次 「踊る地平線」
...大柄な縫いをして房の下った...
谷譲次 「踊る地平線」
...思い切って大柄な籠目崩(かごめくず)しのところどころに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...机の上には庭で発見された被害者の大柄な黒い身体と黄色い顔とが大体昨夜(ゆうべ)のままで横たわっていた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...大柄な肥った女で...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...大柄な立派な体格で...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...楽屋の真中に大柄などてらを引っかけて立膝をしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...辨慶は八字に髭のある大柄な男で時々瞼をぱち/\と叩く...
長塚節 「佐渡が島」
...細君は二つ下の二十六で大柄な女で...
羽志主水 「越後獅子」
...とても大柄なすらりとした――まだコートはない時分だったから...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...大柄なので、裾(すそ)みじかに着物を着るせいか、裾もとがきりっとして、さっぱりしていた...
林芙美子 「晩菊」
...大柄なので、裾みじかに着物を着るせゐか、裾もとがきりつとして、さっぱりしてゐた...
林芙美子 「晩菊」
...しっかり者らしい大柄な女が...
火野葦平 「花と龍」
...この叔母さんのやうな大柄な人でも三人は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...大柄ななりに干からびたような反歯(そっぱ)の顔を見ているうちに...
宮本百合子 「高台寺」
...勉強もよくでき大柄なヒロ子さんは...
山川方夫 「夏の葬列」
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