...低声(こごえ)で気をつけたその大揺れの船が...
泉鏡花 「婦系図」
...船は大揺れに揺れ...
梅崎春生 「腹のへった話」
...ぐらぐらと大揺れに揺れたかと思うと...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...その拍子に馬車が大揺れに揺れたと思ふと...
薄田泣菫 「茶話」
...その都度車はがたぴしと大揺れに揺られてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...大揺れの済んだ後...
田中英光 「さようなら」
...大揺れに揺れた船が何かに触れて...
中里介山 「大菩薩峠」
...六間以上ある綱の上――大揺れに揺れる小艶のこめかみに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木は根から大揺れに揺れる...
室生犀星 「愛の詩集」
...おまけにあの大揺れの中を...
夢野久作 「焦点を合せる」
...むろん船はまだ大揺れに揺れていたから皆...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...そうして大揺れの下甲板に粛々と担(かつ)ぎ上げられると...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...つまりたまにより大揺れに逢わないからである...
横光利一 「欧洲紀行」
...ここは大揺れに揺れ返していた...
吉川英治 「私本太平記」
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