...大恩人でもあった...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...会頭の佐野常民氏はまことに我が美術界に取っての大恩人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...大恩受けた祖父のために身を粉にして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...ずいぶん大恩うけた主人の仇(あだ)を討ったという話もきいているが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...このままお暇ねがおうかとずいぶん考えましたなれど……ほかならぬ大恩うけたご主人さまおん家にかかわる一大事とぞんじまして……だんなさまご立腹をもかえりみず...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...もしくは未來の人類の大恩人であるにしてもですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...大恩ある主人に安心させるのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大恩ある衆を海に沈めようというのは...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...此三樣の大恩は日本國民たる者に於て平等に戴く可き者なり...
福沢諭吉 「帝室論」
...先生の大恩、緒方の食客となる船中無事大阪に着(つい)たのは宜(よろ)しいが、唯(ただ)生きて身体(からだ)が着(つい)た計(ばか)りで、扨(さ)て修業をすると云(い)う手当は何もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二十三歳の冬大阪緒方先生に身の貧困を訴えて大恩に浴したるのみ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...かかる百代の事業をなさしめた大恩人は...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...使徒以大能、證主耶蘇之復生、皆獲大恩焉...
森鴎外 「古い手帳から」
...大恩のあるこの島から逃げだすような野郎は...
山本周五郎 「さぶ」
...この人の(と万三郎を指さし)親御さまに大恩を受けただよ...
山本周五郎 「風流太平記」
...いわば命の大恩人だ...
吉川英治 「剣難女難」
...大恩人の押司さんには...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これもみな、大恩人のお蔭と、晁頭領(ちょうとうりょう)以下、夢寐(むび)にも忘れたことはございません」「そうかい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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