...中にも不軽大士(ふぎょうだいじ)の故事を引いて...
中里介山 「法然行伝」
...右の千手崎(せんじゅがさき)は延暦三年四月に勝道上人(しょうどうじょうにん)が湖上で黄金の千光眼(せんこうがん)の影向(ようごう)を拝し玉ひしゆゑ爰に千手大士を創建(そうこん)し玉ひ補陀楽山千手院(ふだらくさんしんじゅいん)と名付玉ふたといふことである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それもそのはずこの大士ほど香より大騒動を生じ大感化を受けた者はない...
南方熊楠 「十二支考」
...キリスト教の多くの聖人大士が極楽へ直通りせず最終裁判の日を待ち合すごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子独り往きて高声に吠え知らせたので諸大士来って食を受け...
南方熊楠 「十二支考」
...長者怪しみ問うと諸大士心配するな出精して水をやれといった...
南方熊楠 「十二支考」
...五百人の者どもこれは諸大士のおかげと知って前日の悪言を謝し...
南方熊楠 「十二支考」
...狗子(いぬ)は吠えて諸大士を請じたから世々音声美わしく今は美音長者と生まれおり...
南方熊楠 「十二支考」
...大士と弟子たちの宥免(ゆうめん)を願い奉ると夫婦叩頭(こうとう)...
南方熊楠 「十二支考」
...然し南方大士、龍猛直傳の神通もて洞知するに此女は昔の約束を忘れず、男の帶を後世大事と肌に卷き、其一端を彼處に插込みをり、君ならずして誰か解べきと、摺り付けられて男も氣が付き、慾火難レ禁一丈高、直ちに其帶を解て一儀に及ばんとしたが、前年取去た女の帶を示さぬ内は、雨風吹けどもまだ解ぬ/\ナンテ一首よんだと云ふ樣な咄で有たらう...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...経を小声で読んで「法界三昧(ざんまい)普賢大士」と言っている源氏は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...観音大士のほかに...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...大士の善行になるであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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