...私は私自身としては可なりコンヴエンシヨナルな考へとして非難は受けましたが誇りとか何とか云ふことよりも何よりも私自身の一種の潔癖からヴアージニテイを大切にすると云ふ事を主張しました通りに矢張り同様に男子にもそれを要求したいのです...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...モウリ博士」「月人は空気をあまりに大切にするあまり...
海野十三 「三十年後の世界」
...小布一片といえども貴重品の如く大切にする...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...物を大切にする心はいのちをはぐくみそだてる温床である...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...この道徳を大切にする必要が選手自身の生活から云ってあるとすれば...
戸坂潤 「社会時評」
...その時山番の老人の木を大切にする話をきいて内心感心したことがある...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...命よりも金の方を大切にする...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...手紙は大切にするのがよいか...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...私は金銭の事を至極(しごく)大切にするが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...古人を大切にすることは我々に課せられた義務である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本に伝わる手仕事を大切にする根本の方策が...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...どの女も大切にする...
柳宗悦 「蓑のこと」
...特に霜月三夜(さんや)を大切にする風が中国地方その他にある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...君をもっと大切にするよ...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...いまでも手放す気にゃあならねえだよ」私は船を大切にする船長の...
山本周五郎 「青べか物語」
...いまでも手放す気にゃあならねえだよ」私は船を大切にする船長の...
山本周五郎 「青べか物語」
...家系を大切にする武家ではかなり重くみられていたことで...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...支那人が大切にする『鴆(ちん)の羽根』と『猫の頭』と『虎の肝臓(きも)』と『狼の涎(よだれ)』という四つの毒薬の中(うち)で『鴆の羽根』という白い粉と...
夢野久作 「鉄鎚」
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