...小布一片といえども貴重品の如く大切にする...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...愛書家が書籍を大切にする事は改めて断わる必要もないだろう...
辰野隆 「愛書癖」
...物を大切にする心はいのちをはぐくみそだてる温床である...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...前にいふ物を大切にする習慣をつけねばならぬと思うて居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...大切にする者はないのでございます」「ばかな!」「ええ...
中里介山 「大菩薩峠」
...神様を大切にすることには相違ないけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...「い」はそんな風に大切にするが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...日本の國も今少しは科學を大切にするようになっているであろう...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...自分自身を大切にするとともに...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私は処女の身体と云うものを大変大切にする質だったので...
松永延造 「職工と微笑」
...いい運転手が来て車を大切にするので母上およろこびです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...決して母だから大切にするのではないのです...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...歴史を大切にすることがどんなに必要だかが分ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...人が婆様ばかりを大切にするようになって...
柳田國男 「日本の伝説」
...特に霜月三夜(さんや)を大切にする風が中国地方その他にある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...亡き主人(あるじ)の大切にする気持から出たものであった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...どうもあんまり妾(めかけ)を大切にするのでつき合い難(にく)いよ...
横光利一 「上海」
...此(この)婆さんを下宿の主人夫婦が大切にする事は日本の美しいと云はれる家庭でも余り見受けない程である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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