...振り向くとポチが...
太宰治 「畜犬談」
...」と背後から声をかけられ、振り向くと、あの令嬢が笑っている...
太宰治 「令嬢アユ」
...そのとき近くの葦(あし)の葉がざわざわとゆれるけはいがしたのでそのおとの方を振り向くと...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...馬場樣」「それは家内が知つて居るだらう」馬場要が後を振り向くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...海老床(えびどこ)の親方」秋葉の小平が後ろを振り向くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...床も變へさせた相で」主人はさう言つて後ろを振り向くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(振り向く)やッ忠太だな...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...すぐ上院議員のほうへ振り向くと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...運転手が蒼白になつた顔を振り向くと...
北條民雄 「道化芝居」
...」と僕の名前を呼むだ者があつたので振り向くとそれは浜田であつた...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...振り向くと軽く笑った...
水野葉舟 「遠野へ」
...廊下を左へ曲がろうとしてなにげなく振り向くと...
森下雨村 「五階の窓」
...うしろを振り向くと...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「しまった」そのとき振り向くと...
吉川英治 「三国志」
...たとえ親が討たれても振り向くな...
吉川英治 「私本太平記」
...――一転して振り向くと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...振り向くと――颯々(さっさつ)と墨のような松風の中に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...母さんは後(うし)ろを振り向く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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