...大凶も大凶よの...
芥川龍之介 「妖婆」
...じりりと膝を向け直すと、まだ酒臭い顋(あご)をしゃくって、「大凶結構...
芥川龍之介 「妖婆」
...大凶事(おほまがごと)の迫害(せまり)をや...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...まがごとの大凶事(おほまがごと)と...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...戦いの運はもう凶(きょう)のうちの大凶(だいきょう)です...
海野十三 「崩れる鬼影」
...「――や、これはどないしたこつちやろ、大凶と出たわ、へえ、……」と、呆れかへつて、私の顔を打守つてゐたが、「――あほらしい、こんなことあるはずない、をかしい、ほんまにをかしすぎる」さもあり得べからざる変事が起つたのに、胆をつぶして了つた形であつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...「――ああ、やつぱり大凶、ちがひない、……入れといた覚えのないもんが出るとは、こら、お稲荷さんの罰やで、……」昂奮して独りで云ひつづけてゐたおみくじ屋は、遂に説明のつかない不思議を解きかねて、その彼流に不安なもどかしさを私に対する怒りに代へるのであつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
......
太宰治 「津軽」
...天柱拆(さ)け地維欠くとも言うべき一大凶変が突如として起り...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...「凶の中でも、大凶だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...凶から大凶になりました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...次の予定は?」「大凶にあたっちまったぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...一七九九年の大凶作に異常な忍従をもって処したが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また大凶作の年にはそれだけ不足する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「これは大凶の兆(しら)せです...
吉川英治 「三国志」
...大凶変ジテ一元(ゲン)ニ帰セム」兵はぽかんと聞いている...
吉川英治 「私本太平記」
...一大凶報が入ったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...いちいち徳川家(とくがわけ)の大凶兆(だいきょうちょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
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