...大凶も大凶よの...
芥川龍之介 「妖婆」
...なにを思ひに暮がたの傾く日脚(ひあし)推しこかす大凶時(おほまがとき)となりにけり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...まがごとの大凶事(おほまがごと)と...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...「――や、これはどないしたこつちやろ、大凶と出たわ、へえ、……」と、呆れかへつて、私の顔を打守つてゐたが、「――あほらしい、こんなことあるはずない、をかしい、ほんまにをかしすぎる」さもあり得べからざる変事が起つたのに、胆をつぶして了つた形であつた...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...お前の一生が大凶やがな...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...――誰かが呪文のようなことを唱える……大凶と大吉との交叉する一刻だ...
豊島与志雄 「聖女人像」
...これでは大凶作になるのも無理のないことであろう...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...お神籤は大凶だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「凶の中でも、大凶だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ガムビア地方に三年間も続いた大凶作の時に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一アルパン当り三セチエをもって大凶作の年とし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...また大凶作の年にはそれだけ不足する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「これは大凶の兆(しら)せです...
吉川英治 「三国志」
...大凶変ジテ一元(ゲン)ニ帰セム」兵はぽかんと聞いている...
吉川英治 「私本太平記」
...一大凶報が入ったのである...
吉川英治 「私本太平記」
...いちいち徳川家(とくがわけ)の大凶兆(だいきょうちょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なんで気を悪くなどするものですか」「ならば申すが……卦(け)には“血光(けっこう)の災(さい)”という大凶が出ている...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大凶月の三月は暮れた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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