...乃公から云わせれば夢の国の人だったのだ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...美しい夢の国から現実界へつき落された紋三は馬鹿馬鹿しさと恥かしさに...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...士は生まれると夢の国に入る...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...夢の国は少しも犯されず...
竹久夢二 「秘密」
...強(し)ひても夢の国の少女をお知りになりたいならば...
竹久夢二 「秘密」
...夢の国の少女は、ただうれしくて泣いたことでしよう...
竹久夢二 「秘密」
...少女の夢の国はかうして昔から誰にも知られず来たのです...
竹久夢二 「秘密」
...夢の国で流した涙がこの現実につながり...
太宰治 「フォスフォレッスセンス」
...それさえ夢の国から来る物音のように耳には響かなかった...
田中貢太郎 「青い紐」
...現実の世界において望んで得べからざる願望が夢の国において実現されるように...
寺田寅彦 「映画芸術」
...而も遠い夢の国のことをでも考えるような風に考えながら...
豊島与志雄 「悪夢」
...白雲もなんだか夢の国へでも来たような気持になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この人は夢の国からでも出て来たように...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいはこの世の声が遠き夢の国へ...
夏目漱石 「草枕」
...ファンタスチックな夢の国は...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...その有り得べからざる夢の国を...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...夢の国にゐるものだよ...
宮原晃一郎 「夢の国」
...懐かしい夢の国として故郷は恋しい...
森鴎外 「妄想」
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