...毎夜人の寝るころより夜明けまで必ず起きて...
井上円了 「おばけの正体」
...「これならきっと夜明けまでに元の世界へもどれるわ」などとつぶやいたり...
海野十三 「四次元漂流」
...夜明けまでには山半ばまで行けるはずです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...かくて夜明けまでには本来の大地に...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜明けまでかかるかも知れない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「夜明けまではあと一刻もあるまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから夜明けまで二た刻(四時間)ばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...夜明けまでに運転を再開しないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...時には夜明けまで仕事をしている...
牧野富太郎 「植物知識」
...夜明けまで道中(みちなか)に立ちて考え...
柳田国男 「遠野物語」
...「気の毒だが長くても夜明けまでだ」と彼は蔵人に云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...もし夜明けまでそのままにしてありましたら...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...何もかも夜明けまでと...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...蔡瑁、張允を殺してしまわないうちは、水上の戦いだからといって、滅多に安心はできないぞ」語りながら、なお船楼の幕(とばり)のうちで、酒を酌み、また碇(いかり)を移し、彼方此方(あなたこなた)、夜明けまではと、探っていた...
吉川英治 「三国志」
...ひとつお慈悲をもって、夜明けまで、ここの岸辺にいることをお許し願いたいもので」こもごもに嘆願した上、船中から携えてきた南方の佳酒やら珍味を取り出して、まず番将へ賄賂(わいろ)すると、吟味もにわかに柔らいで、「――ではまず大目に見ておくがここは烽火台もある要塞地帯じゃ、夜明け早々、潯陽のほうへ船を移せよ」と、ある...
吉川英治 「三国志」
...だが、ここで屯するには、もう一度また、岡崎の城へ届けに行かなければなるまい――と、小六が分別を与えて、「渡舟(わたし)を探せ、渡舟一艘さえあれば、かわるがわる越えて、夜明けまでに、舟で下る道程(みちのり)ほどは歩けよう」と、指図すると、「いや、お頭目(かしら)...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜明けまでに越えるというても...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そうして夜明けまで持つかどうか危ないとしたら...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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