...夜よりも更に語(ことば)なく...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...両つながらエレボスの至愛の受胎によりて夜より生れたり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かれは「今夜よりやうやく暖かに寝ることを得」と書いた...
田山花袋 「田舎教師」
...昨夜より一そうおどおどしている氣配もうかがわれた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...外の月夜よりは薄暗い感じだ...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...昨夜よく眠れましたか...
豊島与志雄 「窓にさす影」
...読者が今眼前にひらいている書物は、中断や例外の個所や欠点はあるとしても、初めから終わりまで、全体においても、局部においても、悪より善への、不正より正への、偽より真への、夜より昼への、欲望より良心への、枯朽より生命への、獣性より義務への、地獄より天への、無より神への、その行進である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」客「闇の夜より月夜の方がこわい様だぜ...
永井荷風 「町中の月」
...昨夜よりの騷擾を...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...」十二月十九日「旦那様昨夜より風邪の御気味にて学校は御休み」と書かれるような奥さんであった...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...驚破(すは)といふ間に引過し車ぞ佐助も見たりし澤瀉(おもだか)の紋なる(その四)此處に助けられける夜より三日がほどを夢に過ぐせば...
一葉 「暗夜」
...往来で夜よなか踊りををどつてるなんて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...島田家の北隅にある物置に昨夜より気の毒な男がとじこめられおり候につき大至急解放いたしやり下され度候...
平林初之輔 「祭の夜」
...どうしたつて夜よ――あの部屋灯りがあれぢやいけないでせう?」「好いぢやないか...
牧野信一 「雪景色」
...今夜よく煮てそのお鍋を地の上へ卸して一晩冷しておいて明日になってモー一度煮なければ極く好(い)い味が出ません...
村井弦斎 「食道楽」
...両先生は前夜より泊り込んでゐて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...現在は二十三夜よりも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ふだんの夜より寂しくさえ思われた...
吉川英治 「私本太平記」
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