例文・使い方一覧でみる「ほど」の意味
スポンサーリンク...よほど無能な人であるに相違ないと... 
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...義雄は社長を餘ほど趣味の低い人だと思つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...たった二分間ほどだった...
海野十三 「怪星ガン」
...流石（さすが）の帆村探偵も早くいえば蠅男をそれほどの怪人物だとは思っていなかったせいであろう...
海野十三 「蠅男」
...家元へ挨拶しようと思ってもそれすら出来かねるほどだったから...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「鷺娘」
...また或る田舎の旅館では晩に鱧（はも）のちり鍋が驚くほど多量に出て...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...悲痛なほど明朗な世界が現出され...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...おそらく読者が想像するほど心を動かされてはいなかったであろうが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...けれども、辞退するガラでもないから、直（ただ）ちに承知の旨を答えると、そこへお銀様がやって来て、「御免下さいませ、さきほど、使を以てお願いに上らせましたのを、お聞届け下されて有難う存じます、その節、併せてお願いを致しました通り、少々怪我を致しておるものでございますゆえ、このままで失礼を、おゆるし下さいますように」見れば品のよい令嬢姿の女が、顔にはお高祖頭巾（こそずきん）をかぶったままでの、しとやかな挨拶です...
中里介山 「大菩薩峠」
...十五ほどなく、洛北岩倉村に着きは着いたが、さて賭場（とば）の在所（ありか）がわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも十間ほどは腫（ふく）ら脛（はぎ）まで水が押し寄せた...
夏目漱石 「坑夫」
...而して概念的知識は生産様式的に生産的なればなるほど...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...三間ほどのところへズブズブと沈んでしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...えげつないほど根性を悪う持たんと...
火野葦平 「花と龍」
...実験小説家は成るほどありのまゝの事実から出発する...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...吾々に支払う蚊の涙ほどの鑑定料が惜しいのかも知れないが...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...さほどの房臭はないが...
吉川英治 「折々の記」
...陣地を移すほどなあわて方だったが...
吉川英治 「三国志」
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