...愛すべき多辯家に過ぎないのではないかと思はれる...
太宰治 「お伽草紙」
...かくて彼らの*辯論と討議に進み入りし時、かれメネラオス急速に彼の所懷を披瀝しつ、其言ふ處少なれど言は頗る明快に、齡は比して若けれど、岐路に走らず、多辯せず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...如何に注意深き神經質を表するかを見よ其一言一句を苟もせずして勉て多辯の弊を避くるの...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...併しこの多辯は、平次に取つては、何よりの好都合でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤もこの男は多辯で輕薄らしささへなければ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兄の多辯さに比べて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...奔流のやうな多辯...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
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