...多勢に無勢でやられちゃったと...
高見順 「いやな感じ」
...「おまいにほうれたほーれ草」「おまいにほうれたほーれ草」「おまいにほうれたほーれ草」不意討ちではあり多勢に無勢で逃げだしたのを追つかけてめちやめちやにぶつけたらみるみるうちに背中いちめんにくつついた...
中勘助 「銀の匙」
...多勢に無勢でたうとう泣きだして机につつぷしてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...多勢に無勢ではとてもかなわない...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...多勢に無勢で、とんび凧は、一時、形勢が悪くなったように見えたが、凧の大身(おおみ)を利用して強引にのしかかり、ひとつずつ烏を雁木にひっかけて小田原町のほうへ逃げのびてしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...多勢に無勢で俘虜降人同然の位置に立つをもって...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...しかし多勢に無勢でケンカにはならんです...
三好十郎 「恐怖の季節」
...大原君の父親が独(ひと)り大原君の味方をするけれども多勢に無勢で到底大原君を救う事が出来ない...
村井弦斎 「食道楽」
...何しろ多勢に無勢ですから敵(かな)いません...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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