...彼女の話は多かれ少なかれ信じられるだろう...
...多かれ少なかれ問題は解決した...
...彼は多かれ少なかれ好意的な態度を示してくれた...
...この案件は多かれ少なかれ時間がかかるだろう...
...今回の出張費用は多かれ少なかれ2万円ほどかかる...
...これらの症状は多かれ少なかれ24時間つづいた...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...多かれ少なかれの勇気と満足とをもってかれらの仕事にあたり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...多かれ少なかれわれわれの恥辱ではないかとわたしはおそれるものである――「自分のうちのけものに適当な場所をわりあて自分の心の叢林を拓(き)りひらいた人は何と幸福であろう!…………………………自分の馬...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...多かれ少なかれこの封建制度からの伝統にぞくしているものが多い(例えばドイツの新しい大学やわが国の帝国大学の如き)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...どこの国でも多かれ少なかれ見受けられる処の現象だ...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...多かれ少なかれこんなこころもちのある時...
中井正一 「美学入門」
......
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...当年思想家のすべてについて多かれ少なかれ同様のことが見出され...
服部之総 「志士と経済」
...皆多かれ少なかれ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...すべての学は多かれ少なかれ人間本性に関係があり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...尤も大衆文学に限らず、近代の小説は、多かれ少なかれ、商業的価値を眼中において書かれる場合が多く、凡ての小説が大衆文学化しつゝあることは事実であるが、このことは、大衆文学の特質を抹消するものではなく、却つて、大衆文学の勝利、従つて、文学作品の商品化を意味するのである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...多かれ少なかれ藝術的價値を認めるのは何故であろうか?ここに一元論をもつては解釋しがたい謎がある...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...宗教的気分がつねに多かれ少なかれ感傷的であるのに反して...
三木清 「読書遍歴」
...これに反し他の種類の時間の觀念にあつては多かれ少なかれ主體的な時間は客體的な時間の方向に轉釋され...
三木清 「歴史哲學」
...現実の国家に多かれ少なかれ伴うところの権力濫用(らんよう)の幣害(へいがい)や...
矢部貞治 「政治学入門」
...多かれ少なかれ同じように働いている法則である...
矢部貞治 「政治学入門」
...多かれ少なかれ孤児ができる...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...それは感受性の問題であり、多かれ少なかれ、たいていの者が身に覚えのあることだからだ...
山本周五郎 「ひとごろし」
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