...彼女の話は多かれ少なかれ信じられるだろう...
...多かれ少なかれ問題は解決した...
...彼は多かれ少なかれ好意的な態度を示してくれた...
...この案件は多かれ少なかれ時間がかかるだろう...
...今回の出張費用は多かれ少なかれ2万円ほどかかる...
...ポー(黄金虫)ドイル(悪魔の足その他)コリンズ(月長石)以来大多数の探偵小説は多かれ少なかれ神秘学的要素を含んでいる...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...額は多かれ少なかれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...多かれ少なかれこの封建制度からの伝統にぞくしているものが多い(例えばドイツの新しい大学やわが国の帝国大学の如き)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...現代の問題としてのこの資格を明白には自覚せず又そうする必要のないような問題――没性格的な問題――は、多かれ少なかれ、かかる資格からの抽象として理解される...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...多かれ少なかれ採用しなければならぬ共通のコースに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...多かれ少なかれ実在に(夫が何であれ)準じて考えられていることを思い出さねばならない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...そしてよく考へて見ますと、日本中の奉行さまといふ奉行さまが、多かれ少なかれ、みなさうに違ひありません...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...多かれ少なかれ継続的な話は太い活字を使って容易に滑らかに読めるようにし...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...多かれ少なかれ皆様は御存じの事と思います――あのインディアン・ブルーの勝った深い海の色...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...次に示す多かれ少なかれ有害であり傷害があり有毒な物質は...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...当年思想家のすべてについて多かれ少なかれ同様のことが見出され...
服部之総 「志士と経済」
...すべて閑職を持っている人間というものは多かれ少なかれ尊敬せられるものである...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...それらから多かれ少なかれ治療をも得ている筈である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...多かれ少なかれ感じている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...多かれ少なかれ孤児ができる...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...親類も知辺(しるべ)もみな多かれ少なかれ水にやられている...
山本周五郎 「契りきぬ」
...そうしてついには多かれ少なかれ失望を感じずには済まないのです...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それは感受性の問題であり、多かれ少なかれ、たいていの者が身に覚えのあることだからだ...
山本周五郎 「ひとごろし」
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