...「功烈(こうれつ)尤も多かりしは前内府(ぜんないふ)...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...夢未多かりし日を思ひ出でよと...
芥川龍之介 「芥川龍之介歌集」
...路草くふことも多かりしかば...
大町桂月 「秋の筑波山」
...故(カレ)其頭を見れば、呉公多かり...
高木敏雄 「比較神話学」
...千悔の声々も多かりけり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...寧ろ彼れを粗豪の一木強漢と思ふもの多かりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...思えば麻布に移りてよりこの五とせが間には悲しきことの多かりき...
永井荷風 「「麻布襍記」叙」
...心うごかす人多かりけり...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは夢多かりし幼時を過ごしたフランドルの哀愁にも因るのであらう...
中原中也 「デボルド―※[#濁点付き片仮名ワ、1-7-82]ルモオル」
...其俸領亦多かりしかば...
蜷川新 「天皇」
...芝居は面白きもの多かりし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そのためしさはに多かりでげす」「そこへ行くと...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...真昼過より夕影椎の樹に落つる迄何を見るともなく酔ふたるが如く労れたるが如くうつとりとして日を暮らすことさへ多かり...
正岡子規 「小園の記」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...我郷里(伊予)にて幼き時に見覚えたる様はなほをかしき事多かり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...とにかく今日半開と呼ばるる回教諸国などなかなかえらい発明も多かり...
南方熊楠 「十二支考」
...したがって神社の数はなはだ多かり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...すでに日高郡には大塔宮が熊野落ちのおり経過したまえる御遺蹟多かりしも...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
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