...かみの毛はぼうぼう...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...」「ぼうぼう、ぼうぼう...
泉鏡花 「怨霊借用」
...某々(ぼうぼう)雑誌へ掲(かか)げたうちには恋の歌が多い...
伊藤左千夫 「廃める」
...蓬々(ぼうぼう)の髭(ひげ)をきれいに剃りおとし...
海野十三 「脳の中の麗人」
...草ぼうぼうのおばけやしきの...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...草のぼうぼうとはえのびた...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...気軽の亀さんが髪髯(かみひげ)蓬々(ぼうぼう)とした面をかぶって真面目に舞台に立ちはだかる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...秋草茫々(ぼうぼう)のうちにおのずから過去社会の遺形を残せり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...――ぼうぼう燃えてる池を見たよ...
豊島与志雄 「文学以前」
...茫々然(ぼうぼうぜん)として自失するの思いです...
中里介山 「大菩薩峠」
...茫々(ぼうぼう)と吹く夏野の風の限りは知らず...
夏目漱石 「薤露行」
...かれはきみのわるい畸形の犬がぼうぼうと吠える月夜をぼんぼりのやうに病みつかれて歩いてゐる...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...草茫々(ぼうぼう)とした...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...さすがに一方口(いつぱうぐち)にはあらで山の手の仕合(しやわせ)は三尺ばかりの椽の先に草ぼうぼうの空地面...
樋口一葉 「にごりえ」
...下草(したくさ)ぼうぼうというわけでもない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...著しく白髪(しらが)の殖えた無精髯(ぶしょうひげ)を蓬々(ぼうぼう)と生やした彼の相好(そうごう)を振り返りつつ...
夢野久作 「木魂」
...潯陽江頭(じんようこうとう)夜(よる)客を送れば楓葉(ふうよう)荻花(てきか)秋(あき)索々(さくさく)たり主人は馬より下り 客は船にあり酒をあげて飲まんとするに管絃(かんげん)なし酔うて歓(かん)をなさず惨(さん)として将(まさ)に別れんとす別るるとき茫々(ぼうぼう)江(こう)は月を浸(ひた)せり忽ち聞く水上琵琶の声「……ああ」宋江は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...草茫々(くさぼうぼう)とした化(ば)け物屋敷に住んでいるものかね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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