...三文芝居にでもありそうな外題(げだい)だ...
太宰治 「新ハムレット」
...外題は一番目が千代萩床下の場...
辰野隆 「浜尾新先生」
...外題料全部八册に一分づつ...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...処女マリヤのねんごろなる裁判)という外題(げだい)の教化的な演劇が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...外題(げだい)を『出世奴孫子軍配(しゅっせのやっこそんしのぐんばい)』といって秀吉を主人公として作ったものであった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...極(きは)めて明瞭(めいれう)に浄瑠璃外題梅柳中宵月(じやうるりげだいうめやなぎなかもよひづき)...
永井荷風 「すみだ川」
...外題(げだい)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...外題(げだい)は「太閤記小田原攻め」の一条...
中里介山 「大菩薩峠」
...すぐ次の外題が掛かると祖母にせがんで連れてつて貰つたが...
中原中也 「金沢の思ひ出」
...なるほど喜劇の外題だったら大してあたりさわりがなくてよかろうが...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...違つた外題(げだい)で興行し...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...貼外題(はりげだい)の黄色がいつからともなく表紙の色となって一般に黄表紙と呼ばれるようになってから...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...「夜の狂人といふと何だか新しい芝居の外題にでもなりさうだが...
牧野信一 「妄想患者」
...彼らは島より島へ渡りて演芸し外題の異なるに従い衣裳を替える...
南方熊楠 「十二支考」
...初演の広告に当戯場は千八百年目にいよいよまた「行儀の娘」の外題で開演するに付き...
南方熊楠 「十二支考」
...外題(げだい)に慶安としてあるものは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...外題(げだい)は同じであるが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あの櫛田神社の絵馬堂に奉納されました額ぶちの外題(げだい)に「三国志」をと仰有った柴忠さんの御註文を避けて...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
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