...鰯雲(いわしぐも)日和(ひより)いよ/\定まりぬ九月八日 笹鳴会...
高浜虚子 「六百句」
...空には何時の間にか鰯雲(いわしぐも)が出て...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...鰯雲(いわしぐも)がむくむくしている波止場の上に...
林芙美子 「新版 放浪記」
...鰯雲がかたくりのように筋を引いてゆくと...
林芙美子 「新版 放浪記」
...島の背中から鰯雲(いわしぐも)が湧(わ)いて...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...鰯雲がむくむくしている波止場の上に...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...鰯雲が、かたくりのように筋を引くと、牛の群も去り起重機も腕を降ろして夕べの月仄かな海の上に、もう二ツ三ツおしょうろ船が流れていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...水平線のうえにうずくまりかさなりあった鰯雲(いわしぐも)はまっ赤に染まり...
火野葦平 「人魚」
......
三好達治 「一點鐘」
...鰯雲の尾を曳いた鮮明な空だった...
横光利一 「旅愁」
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